知り合いのmixiのハンドル名に見知らぬ文字列が入っていた。調べてみたらHondaのハイブリッド車の名前とのこと。ハンドル名にそれを入れるという広告なのだそうで。
現実世界で行ったら、顔に広告を入れて外を歩くようなものだろうか。それとも、学校の出席で「長野谷アップル」君などと呼ばれるようなものだろうか。ちなみに、ウチの奥方様は生まれたときにマジで「アップル」という名前が候補に上がったのだとか(Apple Computer創立前)。どういう漢字を考えていたのか、一度義父殿に聞いてみたいものだ。だいたい、そういう名前だったら、おつき合いしなかったかもしれない。
一時期、新型インフルエンザで街中にマスク姿の老若男女があふれたが、あの時に「マスクに宣伝を印刷してバラ蒔いたらすごい宣伝になる」(みんな使うから)などと考え、検索してみたらすでにそういう宣伝を考えていた人がいた。なるほど、誰でも考えるわな。
さて、そこで自分もハンドル名を変えてみたらどうなるだろうかとシミュレーションを行ってみた。
めでたく車が当たったとする。車が欲しいわけではないので、転売したい。すぐにでも換金だ! ……などと考えたわけだが…………
そもそも、転売するためには「その車が自分のものであること」を証明できないといけない。
まずは車庫証明だ。車庫証明を取得するためには、東京都だと「保管場所証明申請書」が2,100円に「保管場所標章交付申請書」が500円。はい、2,600円。
練馬近辺だと月間24,000円で高架下の駐車場が借りられるらしい。
自動車取得税というのがかかる。定価で250万円らしいので、5%だと12万5,000円だ。自動車重量税は新車なのでいらないのだろう。自賠責保険料……はよく分からないが、普通乗用車で27,600円とのこと。
1.5リッターの排気量があるとのことなので、自動車税が39,500円/年。陸運局への登録費用とナンバー変更費用は……どこが負担するのだろう。
プレゼントですぐにもらったとしても、転売するまでにはタイムラグが発生するだろう。駐車場で3か月ぐらいはただ転がしておく可能性があるため、そのように見積もると……
26万6,700円。
まー、250万円とか200万円で売れたとしたら、けっこーなプラスになるのかもしれないが…………私は運転免許を持っていないので、そこがどうなるのだろうか? 運転免許を持っていない人間が転売を行えるのか? そんなめんどうなことを考えていたら、とっても面倒くさくなってきたので、ハンドル名は変えないでおこう。