まるで鏡を見ているかのよーだ(汗)

奥方様と一緒に池袋のデパ地下で夕食の買い物をして、池袋から西武池袋線で帰ろうと電車に乗った。池袋線を使っている方にはご存知のことだが、進行方向に向かってうしろの方の車両は混んでいるが、先頭車両あたりまで来ればそれほど混んでいない。うまくいけば、夕方の帰宅時間帯であってもイスに座れることだってある。 

そんなわけで、先頭車両まで行って座った。奥方様はこのところのハードワークのためかすぐに居眠りをはじめ、私はお弁当のたぐいとかMacBook Pro 17インチなどを抱えていたので、ほぼ身動きが取れない状態。車内の吊り広告を目で追いつつ、ぼーっと過ごしていた。 

唐突に自分の隣に座っている人が紙袋から箱をとり出し、それを開け始めた。どうもパソコンの周辺機器……ヘッドセットのようなのだが、割と厳重にパッケージされているらしく、開封するときにバリバリ大きな音がする。 

ふとなにげなく、その人の風体を観察。白髪まじりの40歳台という雰囲気。自分よりは年上に見える。実年齢よりも年上に見えるタイプかもしれない。フレンドリーなんだかどうだか分からない印象。無口そうだ。結婚して……ないんじゃないかな、なんとなく。スーツを着ているので、勤め人のような印象はあるが、それほど記憶に残らない。パソコン少年をそのまま大人にしたような感じだが、別に失礼とかそういう印象ではない。周囲にあまり感心がないという感じ。職業は、コンピューター系でなければ教師か役所勤めをしていそう。細身ではなく、それなりに肉はあるが太っているという印象ではない。ただし、スポーツはやってないんだろうなぁ……などと不躾に人間観察。 

見ると、耳にはBoseのノイズキャンセリングヘッドホン「QuietComfort 2」が。あー、それ使っていると雑音が聞こえないでしょうなぁ。とくに、そのパッケージを開けるバリバリ言う音とか(汗) 私も持ってますからよく分かりますよ、ええ。 

買ったものを電車の中で開けてしまうのも、やはり自分も我慢できずに開封して取説を読んだりするタチなので、「おお、まるで自分が鏡に映っているかのよーだ」(汗)と、ついつい観察してしまった。 

QuietComfort 2は長期間使っているとプラスチック部分が割れてきたり、いろいろトラブルもある機械なので、そこんとこ聞いてみようかとも思ったが……ぐっとこらえた。ここは電車の中であってTwitterでもmixiでもない。 

ただし、隣の人も私のヒザの上に乗っている、通常サイズよりもやたらとでかい割にうすいノートパソコン(のケース)に気付いたようだ。 

…………そうして、不思議な時間が流れた。いやー、本当に鏡を見ているようで(汗)

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