歌って踊れる管理栄養士であるところの奥方様が、このところ仕事でたいへん疲れている。調理現場に欠員が二人も出たためで、ウチ1人は不注意から足を骨折して戦線離脱(ーー; もう1人はお辞めになってしまったのだそうで……その穴埋めをしなくてはならないのだとかで、朝早くから遅くまで働いている。
今日は、かなり早朝に出かけたのでせめて早く帰れるかと期待していたが、待ち合わせ場所になかなか現れず……2駅ほど乗れば着く待ち合わせ場所を寝過ごし、1駅ほど戻って来たのだという。
もはや、これは限界を超えている(ーー;;; 非常事態だ。
珍しく週末の土日はお休みで、うち日曜日には奥方様の大学時代のご学友夫妻とお出かけする約束をしていたものだが……これを先送りしてもらうよう奥方様に言ってきかせ、土曜日に奥方様の実家に顔を出す件についても日曜日に変更してもらったりした(多分、奥方様が行くのは無理だろう)。奥方様が土日寝たきりになることを前提としてスケジュールを組み替えた次第。
途中で、薬局に寄って高額なドリンク剤を買うようにすすめ、明日の朝と昼に飲むように指示。もはや、非常事態もここまで来ると「戒厳令モード」で、ほぼ命令口調一本やりである。必要と思われることは(ちょっと強制っぽくても)すべてやっておかなくてはならない。
帰宅して、すぐに風呂をわかして飯を炊いて鍋を作り、奥方様がすぐに寝られるよう万全のシフト。昨日よりも早い時間に寝かしつけることができた。肩ももんだし、湿布薬も背中に貼ってあげた。
「……何か、ほかにしてほしいことはないか?」
そう聞くと奥方様は、
「寝ている横にいてほしい。キーボードを叩く音が子守唄になってよく寝られる」
とひとこと。
……………打鍵しまくっても騒々しい音が出ないMacBook Proならではというべきなのか、日頃から静かに打つようにしているたまものなのか…………しかし、聞きようによっては「不憫な奥様」と聞えなくもない(汗) それは一種の虐待なのか?(ーー;; なんか、可哀相な人っぽいぞ、、、
せめて、ケガのないよう気をつけてほしいものだ。