Things Macってどうなんだろう?

GTD(Getting Things Done)のソフトは2・3年前から登場してきているが、日本語にローカライズされているもので、国内で大々的に展開しているものはなかった。厳密にいえば、iCalやMailやEntourageに搭載されているので、   わざわざ単体機能のソフトを出してくる意義はない
んじゃないかと思っていた。


今月の各Mac雑誌にレビューが掲載されており、積極的にプッシュしたという話は分るのだが、もともとの(メーカーが編集部に提供した)Things Macについての説明文がピンとこないものであり、読んでもあんまり欲しいとも思わなかった。

だいたい、GTDのソフトの有用性についても、正直言って疑問だ。厳密に管理しすぎると管理のための手間が増えて大変……っていうストーリーは分るんだが、GTDのソフトでゆるーーく管理しても、それほど成果が出ないんじゃないかと思っている。

自分が保留中の仕事に取りかかれない理由は、大きく分けて2つ。他の仕事に没頭しすぎて存在を忘れてしまっているケースか、着手しようにも心理的な障壁が高くて正面から向き合えないというケースだ。前者はともかくとして、後者の方がはるかに重要な問題だと考えている。

仕事自体を進めるためのツールといえば、
 メモソフト:なんでもスクラップしておく。MacJournal

 日記ソフト:その日にあったことを日記風にメモしておく。Diary ++X  プロジェクト管理ソフト:ガントチャート。最近、シンプルでお手軽なGanttProjectに回帰している  資料作成:KeynoteとかPagesとか  簡単なスケジュール管理:iCal  ToDo管理:Omni Outliner このぐらい。もちろん、Mail.appはAppleScriptで機能を追加しまくって仕事で活用しやすいように強化している。

GTDのソフトがここに割り込む必然性があんまりなさそうな感じもする。

しいていえば、プロジェクト管理ソフトのタスクの内容をToDoに落とし込んで、期限付きのToDoとして管理するような感じなのだろうか。ToDoソフトだけでは期限の管理などが甘いので、そこをもうちょっと縛りをきつくする、という感じか。

なんにしても、これが役立つのかどうかなんて話は試用期間の15日間だけでは判断のしようがない。

ただひとついえることは、こいつのAppleScript用語辞書は……一応機能を呼び出せるんだけれど、どういう使われ方をしようとしているのか、よく分からない(ーー;;; それぞれの機能はまともに動いている印象を受けるものの、ソフトの使いこなし方が理解できないので、どういう組み合わせの機能を提供しようとしているのか…………分らない。

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