唐突に、タブレットでもメニューが使いやすくなる方法を思いついた

週末恒例。冷房のきいた自宅でコーヒーを飲みながら、あーーでもないこーーでもない、といろいろ思索にふけっていた。 

そんな中、ふとコンピュータ(わが家では100%Mac)の画面の上のDockに目が止まった。 

Mac OS Xをご存じのない方のためにかる〜くご説明すると、Dockというのはアプリケーション・ランチャーであり、起動中のアプリ一覧を示すものであり、アプリケーションへのドラッグ&ドロップを行う際のドロップ先でもある。 

はい、「ドロップ先」というところにご注目。 

この、ドラッグ&ドロップという作業は、コンピュータの操作に不慣れなユーザーにはなかなか大変な操作である。なにがしかのファイルのアイコンをドラッグして、なにがしかのアプリケーションのアイコンに重ね合わせ(ドロップ)なければならない。 

ドロップを受け付ける際、Dock上のアイコンが拡大表示され、どこにドロップしていいかをユーザーに分りやすくしている。Dockのなめらかなアニメーションは、この操作を実に「楽しい」体験にすることに成功している。 

……ここまで振り返って、思いつくものがあった。 

「タブレット機の上でMac OS Xのメニューを使わせるのは、実に無茶苦茶な話であり、使い勝手がよろしくない」 

「だが、それは……メニューが現状のままのサイズや動きしかしなかった場合の話である」 

「もし仮に、アプリケーションのメニュー自体が、Dockのように、カーソル(指)の動きに応じて文字が拡大したりしたら、使いやすいのではないか?」 

……頭の中で思考シミュレーションを行ってみて驚いた。けっこう使いやすそうだ(汗) 

menu1

menu2

menu3


この、Dockのようにスコープされている先のメニュー項目が拡大表示になるメニューを「Zoomable Menu」と呼んでみることとしよう。この、Zoomable Menuの機能を実装することで、タブレットであっても既存のMac OS XのUIはずいぶんと使いやすいものになる。 

従来、タッチスクリーンでMac OS Xを操作したときに問題とされてきた、「指でメニュー項目が隠れてしまって、何を操作しているのか分らない」という問題も、あっさりクリアされてしまう。 

…………面白いので、ビジュアルをPhotoshopで作ってみた(^ー^; もうひとひねり欲しいところだが、けっこう雰囲気は分る。


だからといって、AppleタブレットにMac OS Xが載る、などという根拠にはならないわけだが、不可能ではなさそうだ(実際、多くのアプリケーションが1024×768ドットをモニタの下限として想定しているので難しいとは思う)。


本当に今回はよく分らない。

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