iPhone OS 3.0に搭載される機能ってどんなもんだろう? 噂では、iPhoneをUSB/Bluetooth経由でパソコンの外部モデムにする機能が付くといった話もあるが……そんなにおトクな機能が、そんな簡単につくものだろうか。
ユーザーのニーズから考えれば必須ともいえる機能だが、実際に実装してみたら予想外のトラブルに見舞われて困った……とかいうのは、ものすごく「よくある」話なので、過度の期待は禁物といったところだ。
また、個人的にはほとんど興味のないiPhone OS だけに、新OSとひとことにいっても安定性とか落ちないとかそのぐらいしか思い当たらない。
iPhone OS 2.0まではMac OS X 10.5, Leopardベースだったものが、iPhone OS 3.0についてはSnow Leopardベースになるとかいう話はあるかもしれない。バイナリサイズが小さくなって、アプリケーションの起動が速くなったりストレージの有効利用ができるようになるはずだ。
あとはだいたい……とりあえず上に向けて(アプリケーション層やプレゼンテーション層が)充実するというよりは、下のハードウェアに近い縁の下の力持ち的な層のレイヤーを厚くするという方向に進化することだろう。
このぐらいだろうか。Bluetoothキーボードなどをサポートするのだ。マウス……はそもそもカーソルがないから意味がない。バーコードリーダーぐらいはサポートしてくれてもよさそうだが……。
■ゲーム向けの機能が充実
ゲーム開発者向けに何がしかの機能が追加され……るんじゃないだろうか。
■シンクロ速度の向上
USB接続時に、外部からUSB端子経由で提供される電源をアテにして、CPU動作クロックを上げて一時的に高速処理できるとか……そういう方向に機能追加してもよさそうなものだ。
あとは、搭載するといって搭載していなかった機能とか、コピー&ペーストをジェスチャーでできるようにするとか、そういう感じだろうか。
しかし、iPhone OS 3.0という名前からして、毎年バージョンアップするのだとすれば、あと7年たつと「iPhone OS 10」ということになる。つまり、iPhone OS Xというわけで……そこまでどのぐらいMac OS Xの機能に迫るのだろうか、それとも上にサービスを積み重ねていくのではなく、下方向に機能を充実させていくのか……iPhone OS 3.0はその行く末を占う上でも参考にならないかもしれないが、5.0ぐらいになると方向性も分かってくるのではなかろうか。