とっても不思議な記事を見た。同じ筆者によるコラムなのだが、前回は「必ず失敗する」という内容だったのに、今回は「必ず成功する」という内容。
■福田昭のセミコン業界最前線■
ルネサスとNECエレの事業統合は必ず失敗する
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■福田昭のセミコン業界最前線■
NECエレとルネサスの事業統合は必ず「成功」する
http://
なんだかな〜。わざわざタイトルにカギカッコを付けているところが、さらに「やらされ感」を強く感じさせる。
まさか、最初の記事を書いたときに次の記事とセットで書いておこうとした……などと考えていたわけではあるまいし(だったら、前編・後編にするよね)。
……文章を比較してみると、それぞれまるで別の人が書いたかのよーだ。「成功する」のほうは、最初に結論ありきで、その結論に落とすために読者を説得しているような押し付けがましい文章。「失敗する」のほうは、いろいろ考慮して悩みつつも、ここで苦言を呈しておかなければ……というためらいが感じられる。
なんか、大変いやなものを見てしまったような(ーー;;;;;
それとも、「それって失敗なんじゃないの?」という状況は変わっていないのだけれど、その失敗に等しい状況も大局的見地からすれば「成功」として評価されるというものなんだろうか。主観の問題?
お荷物になったグループ会社を切り離して、本体側を死守できれば「成功」。あとはどうなろうと知ったこっちゃねえよ、みたいな(^ー^;;;;