実物大ガンダムをようやく見て来た

天気がよかったのと、奥方様が「早く見てこないの?」とせっつくので、布団を干して「今日は降らない!」と確信しつつ1人でお出かけ。主夫としては、洗濯物第一! とくに布団干しの優先度は高い。 

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ようやく見てきた、実物大ガンダム。 

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もう、子供の頃にガンプラ買いに行ったときのようなワクワク感。この夏最高のイベント、とかいったら奥方様に「家族旅行よりもか、、、、」と呆れられたが、しょーがないものはしょーーがない。 

ひとことにガンダムといっても、30年間にいろんなメカデザイナーがアレンジして、足がものすごく長く描かれていたり、ものすごくごっつくなったり、味付けも千差万別。今回の実物大ガンダムは、Gundam Mk-IIと陸戦ガンダムの味付けがフィードバックされた感じのモデルになっていた(オレ的価値観評価による)。 

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適度にごっつくて、デフォルメされていないといった感じ。昔のガンダムはものすごく足が細くて、頭も小さくて、今回のモデルの倍ぐらい手がでかかったのだが、そういうことはない。 

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あっけらかんと広場の真ん中に立っていて、とくに入場料とかゲートとかそういうものはなかったので……人がたくさん集まっているものの、混乱はとくになし。遠くからでもよく見えるんで、わざわざ接近するために並ばなくても大丈夫。 

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しばし、感慨にひたっていると……見に来た人が揃いも揃って写真撮影をしているので、その「ガンダムを撮影している人たち」も一緒に撮影すると面白い、ということに気付いた。 

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  「みんなに撮られているガンダム」を撮ると面白そう!! 

いろんな人がいろんなカメラとか携帯電話で撮影している様子を撮影。なかなか面白い写真が撮れた。

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来場者の方々の笑顔を見ていると、自分も自然と笑顔になってしまう。


ただ……ものすごく気になったのだが、たしかここは公園で……公開前は芝生が生えていたはずなのだが…………人間が70万人以上も来て踏み荒らしたため、完全に不毛の大地に(汗) ちょっと風が吹いただけで、砂埃がたちこめ、芝生の残骸が風に舞い、体じゅうがホコリだらけになってしまう。 

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外周部はまだ芝らしきものが残っている

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お食事スペースのあたりで芝生が消える

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70万人以上も人が歩いたらこうなるよね(汗)


スタッフが定期的に部分部分に撒水しているのだが、このカンカン照りの陽気のせいで、水をちょっと撒いたぐらいではすぐに蒸発。 

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グリーンガンダムプロジェクト、というからには芝生への配慮も欲しかった。たとえば、野球場でコンサートを行う際には、芝生を踏み荒らさないよう芝生の上にスノコだか何だかをかぶせて、直接踏まないように配慮するものだが…………「グリーン」の名がひどく似つかわしくない、
環境破壊の最前線のような様相を呈している。ちょっと残念だ(芝生程度なら、また張り替えればよいのだ、という指摘はあるかもしれない)。 


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実物大ガンダムを見た感想はいろいろだ。まだ整理し切れないが、実物サイズのものを見ると、いろいろ感じてしまう。 これは、実物大模型に対する感想ではなく、「ガンダムそのもの」に対しての感想だ。


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「意外と手が小さい。人を上に乗せることなんてできない」 
「Gundam Mk-IIばりのムーバブルフレーム導入しまくり。意外とモロそう」 
「いろいろ繊細な可動部分に弱点がありそう。実体弾が直撃して影響なし、なんてことは絶対にない」 

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「このサイズで、数十時間も自律稼働できるはずがない。設計に余裕がなさすぎ。本体と同じぐらいのサイズの燃料タンクをブラ下げて歩かないと、すぐに推進剤を使い果たしそう」 

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「稼働時の放熱が、ぜんぜん追いついてなさそう。派手に動くと熱暴走しそう」 

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「仮に、トリウムによる核反応炉が実現されたとしても、コアブロック・システムなんて実現不可能」 

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「たしかにこれは、よく訓練された特殊部隊が接近戦でいろいろ仕掛けたら、戦車以上にやっつけやすい存在かもしれない。死角が多すぎ(対人武装があったとしても)」 
「マヌケなパイロットが、コックピットに乗ろうとして足を滑らせて落ちて死ぬ」 
「屋外で乗り降りするなんて危険すぎてできない。緊急時の脱出はどうなるのか?」 
「雨の日にはパイロットの滑落死が増える」 
「コックピットまわりに油をぬったくると、パイロットが滑落死する」 

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「コックピット前面の外装がものすごく薄そう。歩行中に倒れただけでコックピットが潰れる」 
「ショック・アブソーバー的な機構が少なさ過ぎる。ガンダムが転んだだけで、パイロットが死ぬ。足をすくって転がせば、中のパイロットが複雑骨折して動けなくなる」 

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「何らかの補助機構(ホバークラフトとか)がないと、歩くことすらままならなさそう」 
「ぬかるみに入ったら、レスキュー要請が必要。雪山や氷上でも戦えない」


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 「メインカメラ(頭の上)と、サブカメラ(目の部分)が、ほとんど役に立っていない」 
「集音マイク(アゴの部分)は、きっと自分の稼働音しか拾わない」 

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「足首のところにあるカウンターは何? 万歩計??」 


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「高さがありすぎて戦車に狙い撃ちされて負ける、という話があったが、意外と低い。木や家に隠れたりできそう」 
「きっと、水中では戦えない」 
「モモの側面のムーバブルフレームの溝に100円玉を突っ込まれただけで歩行不能になりそう。砂漠戦なんて絶対に無理」 

いろいろ言いながらも、楽しんできた。1500円払って記念撮影してきたし。パンフ買ったし、限定プラモ買ったし。 


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そして、日焼けして顔がむくれている最中……。すっかり、「夏休みをエンジョイした」風の人になってしまっている。

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