Gawkerというオープンソースの監視ソフトウェアの存在を教えてもらったので、ダウンロードして検証・分析してみた。
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このソフトは、MacについているiSight(カメラ)から、映像を取り込み静止画として保存するものだ。カメラのほか、デスクトップをキャプチャすることも可能だ。
さらに、Rendezvousを用いてネットワーク内でMac間の静止画の共有が行える。MacがIP Reachableな場所に置いてあれば、インターネットを介してキャプチャした画像の共有も行えることだろう。
そのうえ……追跡調査してみたところ、本ソフトの更新は2006年6月で更新が停まっていた。
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おそらく、WWDCでMac OS X 10.5, Leopardの機能が紹介され、Mac OS X標準でリモートコントロールをサポートすることが明らかになったため、開発を停止したものと思われる。
今日も実家の父親から質問があり、iChatで画面共有機能を利用して、実家のiBook G4を操作しながら作業のやりかたを説明していた。Leopardのこの機能は実に便利であり、設定のためにわざわざ実家に足を運ぶとか、電話でやりかたを説明を行うよりもはるかに便利だ。
既存のソフトウェアと比べてみても、やはり、各種ネットワークカメラを山ほどサポートし、モーション検出機能+トリガ設定でAppleScript呼び出しなど機能満載のSecurity Spyとは比べ物にならない(力説)。また、キャプチャした画像をそのまま共有するというのでは、同時にアクセスできる人数などが限られてしまうだろう。Webにアップロードして見てもらうというのが最も理想的だ。
▲同時に複数カメラを監視可能など機能満載のSecurity Spy
オープンソース系のソフトにありがちなのだが、「作りたいから作った」とか「目的もなく作った」といった話がひじょーに多い。他にどういうソフトが存在していて、他のソフトと比べてどうかということを意識して作ることがものすごく重要だ。