弟のところにiMac CoreDuoをあげたが、ほどなく「DVテープをDVDに変換するような作業を行いたい」という相談が弟からあった。これまでに、自分も試してみたことがあるが、面倒くさくてあまりやりたくない種類の作業だ。
昨今では、DVテープをDVDに変換してくれるサービスなどもあり、しかも1本980円也でやってくれたりするようだ。
どのぐらいの本数のDVテープを変換したいのか分からないので、人任せがいいのか、自分で手間をかけて変換するのがよいのか分からない。まして、決めるのは弟であって自分ではない。
弟にDVカメラを貸して(弟のDVカメラにはFireWire端子がついていなかった)、自分で変換を試して判断することを勧めることにした。
……ものすごく需要が多そうな作業なので、ソフトウェアを買ったりすると劇的に楽になったりするのではないか、と考え……調査してみた。
DVテープを読み取るアプリケーションといったらAppleのiMovieが真っ先に思い浮かぶが、DVテープの内容を編集してから、iDVD側でメニューを作成してDVD焼き……といったように、おまかせ一括変換というよりは「気の利いた編集」を行うことが前提となっている。
iDVDはAppleScript対応なのでよいのだが、iMovieがAppleScript対応ではない。DVテープの内容をどーやって読み取り、iDVDに渡すか……
iMovie+iDVDでは無理そうなので、サードパーティのソフトを探してみることにした。
調べてみると、それらしいソフトが2本見つかった。
■Live Capture Plus
http://
■Roxio Popcorn 4
http://
ただ、いまひとつ「通しでDV→DVD変換」っぽいことができる確信が持てない。DVからの変換とは書いてあるが、DVカメラから読み取った「DV形式のファイル」なのか、DVカメラからの読み取りそのものをサポートしているのか……もしかして、「DVカメラからの読み取り」(Live Capture Plus)と「DVフォーマットのDVD焼き」(Roxio Popcorn)とで2つのアプリケーションを併用しなくてはならないのかもしれない。Popcornはともかく、Live Capture PlusがAppleScript対応ではない。
どうも、ぴりっとしない。一発で片づけられるようなソリューションがあるように思うのだが……
ある程度、iDVDをAppleScriptからコントロールしてワークフローを構築しなければならないのだろうか? そう思って、iDVDのAppleScript用語辞書を確認したときだった。
iDVDの初期メニューがフローティング表示(他のアプリの最前面に固定表示)されているので邪魔だな、と思ってどかせようとした時に……
「OneStep DVD機能だぁ?」
iDVDに最初からその機能があるのに気付いた。FireWireケーブルで接続したDVカメラから内容を読み出し、DVDに自動で焼いてくれるらしい。
完璧じゃないか(汗) サードパーティのソフトウェアに依存しないでこんなことができるとは…………AppleのiDVDのチームはいい仕事をしている(ーー;; きっと、サードパーティに作らせているに違いない。