職場のPowerMac G5で、1晩かけてひたすらデータを処理するAppleScriptを動かしていた。InDesign CS3を相手にXMLの内容を流し込んではPDFで出力しまくるのだが、InDesign CS3がコケてもそれを検出して再起動をかけ、無人で処理を継続する。一種のソフトウェア・ロボットだ。
その途中経過をtwitterで自分だけにレポートさせるように仕込んでいた。デスクのG5のアカウントは非公開とし、自分と同僚だけがその発言内容を見られるようにしておいた。これで、twittterごしに作業の進行状況を確認する。
ところが、このシステムのテストを進めているうちに、ロボットからのレポートが自分個人のtwitterアカウントから行われているように見えた。
「何かの不具合だろうか?」と不思議に思いながらも、そのままさまざまなテストを行っていた。同僚からは「こっちからは見えないよ」と報告があったのだが、どうなっているのか分らない。
………その謎が解けたのは、ジャスト今日のことであった。
ロボットからの報告を見ていて……「これは、当初ロボット用に新設したtwitterアカウントではないものから投稿が行われているのではないか?」という疑念がムクムクと頭をもたげてきた。
ロボットを動かしているG5で、twitter投稿モジュールをオーバーホールして単体実行させて動作内容を確認したところ……別のマシン(メインマシンのMacBook Pro 17インチ)に設定したアカウントが使われていた。
なんという怪奇現象!!!!!!(^ー^;;;;;;
……理由はすぐに分った。.mac(現・mobile.me)だ。
つまり、このMacBook ProとPowerMac G5は.macを経由してキーチェーンの内容がシンクロするように設定してあったのだ。それで、G5側にMacBook Proの設定内容がシンクロされ、G5側でMacBook Pro側の設定内容を使って投稿するようになってしまっていたということなのだ。
すぐさま.mac経由でのキーチェーンのシンクロを停止し、twitterのweb上のログからロボット関連の発言を削除しまくり、プログラムの内容を見直すなどして対処を行った。一応、自分個人のtwitterアカウントも非公開にしてあるので、誰にも彼にも発言内容(作業ログ)が見られてしまう状態にはなっていなかったのだが……いやな汗をかいてしまった。
しかしまさか、こんな落とし穴があったとは思いもしなかった。(ーー;;;