PiyoCastのプレゼンのために、いくつか概念を実体化・画像化して説明しなければならない話が出てきた。自動車の全面に企業ロゴを貼付けるようなイメージを作りたかったので、Keynoteには手に余ると考え……なんか、最新のPhotoshop CS4やIllustrator CS4でできたような気もするのだが、3Dのソフトに手を出してみた。
Shadeである。ダウンロード版のShade Basicを購入。6,300円。これがはじめて買った3DCG用ソフトだが、過去この手のソフトにまるっきり触っていなかったわけではない。イタズラ程度でなら、1990年代のはじめの頃(Macさわりたてのころ)に使ってみたことがある。MayaのPersonal Learning Editionもさわってみたことがあるが、大変分りづらかった(Maya PLEのインストーラーは、これまでに見た中で一番手の込んだ逸品であった)。
相変わらず、3Dソフトウェアのインタフェースというのは、実に分りにくいというか……インタフェースそのものについてはエンジニアリングが行われていないのだなぁ、と感じる。情報量が多すぎてなかなか難儀するソフトだ。つまり、取っ付きが悪いということなのだが。
自分で自動車のモデリングを行うほどの造形センスおよびヒマはない。「どーせ自動車ぐらいなら3D素材集があるだろう」と探してみると……イーフロンティアのWebサイトで自動車の素材集が見つかったのだが、えっらいへっぽこ素材である。
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これでは、素人レベルもいいところではないか(汗)。あんたのところのソフトを使うと、この程度のへっぽこモデルしかできないのか、と感じてしまうところだ。100円でも高い。無料でも使いたくない(汗)
……さらにいろいろ探してみると、やはりあるもので……これならプロ級の仕事、と納得できる3D素材集サイトを見つけた。
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おまけに、期間限定でフリー素材も配布されており……ちゃんとShade形式のデータもある。これこれ、このレベルなら買いたい。 ただ、トップページに置いてあるような画像を、Shadeでレンダリングするのは無理そうだ。そこまで望むのは酷というものなのだろう。6,300円だし。
ほかにも、ほとんど3Ds Maxのデータしかないが、そこそこのレベルの3D素材集サイトも見つけた。
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本当に3Ds Maxのデータばっかりだ。まあ、DXF形式のデータなら普通にインポートできるだろう。
そんなわけで、cgdatabank.comからダウンロードした車の3Dデータをレンダリングさせてみて……素のままではとてもではないが人に見せられたものではなかったので、レンダリング設定をいろいろといじくって、ようやく納得できるレベルに。ただ、そうはいってもなかなか期待するレベルでレンダリングすることあたわずであった。
次に、テクスチャマッピングを行ってみようと思い、手で貼るのも芸がないため、AppleScriptで貼ってみようかと思い立った。貼る方法自体が分っていないので、そちらも確認しなくてはならないのだが、とりあえずAppleScript用語辞書を開いてみて腰を抜かした!
用語辞書が日本語で書かれているよ(^ー^;;;;
たしかに、難解な概念や用語の多い3Dソフトで英語の辞書では誰も使えないだろう。
さらに、Shadeに命令を送ろうとするのだが、プロセス名が分らない。AppleScriptからは(System Eventsからは)「xshade」という名前で見えるのだが、それを指定するとエラーになる。
アプリケーション名に「Shade 10」という名前を指定しなければならないことを知るまでにずいぶんと時間がかかった。とりあえず、プロセス名が分ったのでアプリケーション本体のプロパティでもとってみるか……と、やってみたのだが……100%クラッシュするよ(汗)
AppleScript的には、ものすごくへっぽこな印象を受けるShade。私の前に、どんな難関が待ち受けているのだろうか? とても不安である。