そもそもの始まりは、Mail.appに対してAppleScriptから命令して本文を取得したときに、引用記号が一緒に取得できないことであった。 メールフローのビジュアライズを行う際に、どこが発言で、どこが引用文なのか分らない状態になっている。これがとっても気になってきたのだ。
いろいろ試してみたものの、本文を取得するようにしたのでは、引用記号の情報はやってこない。解決策は、メールのソーステキストを取得して(これはできる)MIMEエンコードされている場合にはこれをデコードして本文テキストをゲットするのだ。
…………自前でそんな処理を書こうなどと思わない。そんなもん、OSの内部機能とか各種言語のライブラリで用意されているに決まっている。
とっころが、いざ探しはじめたらなかなか見当たらない。いや、Linuxのどこぞのディストリビューションで同梱されているmimedecodeとかいうコマンドの話はザクザク出てくるのだが……。
デスクトップアプリケーションでわざわざMIMEのデコードをしなくてはならない(しかも、各種アプリをコントロールしてのメールフローのビジュアライズなどという、アプリケーション層の上から叩くようなハイレベル処理)なのに、MIMEのデコードなんていう「えーー、20年前にもその話聞いたよー」なぐらいの過去の話で、(アプリケーションやOSに)隠蔽されているたぐいの処理について調べるのはウンザリであった。
「じゃあ、こういう時だから各種MLのログから検索してみよう」
ということになった。
しかし、なかなかメール本文だけを取り出すとかいう話は出てこない(ーー;;
Smileを頼ってみるか……しかし、Smileがない環境では動かないプログラムができてしまうので、強力すぎるSmileはまた考えもので(汗)
できた。MIME decodeするのではなしに、メールを表示させてGUI Scripting経由で取得!(^ー^; ただし、得られたテキストは引用符合が付いていないし、スピードもいまひとつ。もう少し調べてみることとしよう。