iPod shuffleのVoice Overのエンジン(or音声データ)はコレ?

US Appleの全MLに網を張っていたところ、某Speechエンジンのメーカーのエンジニアからの投稿を見つけた。高音質で知られるそのメーカーの名前はAcapela group。 

http://www.acapela-group.com/ 

このAcapelaはMac/Windows用の高音質スピーチエンジン製品を提供しており、iPhone用のスピーチエンジンも開発しているようだ。 

……で、サポートしている言語の一覧を確認してみたところ……気になっていた点で一致を見た。 

ギリシア語である。 


1129160135_214.jpg

そんなにメジャーな言語とも思えないギリシア語(話者数1200万人:出典Wikipedia)をサポートしているVoice Over。そんなに話者が多いとも思えないので、このギリシア語をサポートしている風変りなスピーチエンジンがあれば、かなりVoice Overとの類似性が疑わしい。

統計データをもとにさまざまな決定を行うApple。致命的なOSのバグでも、レポート数が少なければ無視し、些細なバグでも多ければ優先するAppleのこと。デンマーク語(550万人)やノルウェー語(460万人)よりもギリシア語(1200万人)を優先するのは分るが、アラビア語(3億6500万人)やロシア語(2億8500万人)を優先する方が理にかなっているはずなのに、ギリシア語をサポートしているのはなぜなんだろう?(ユーザー数などの情報を加味しているのかもしれないが、ギリシアにMacユーザーが多いといった話は聞いたことがない)

表にしてみたら、カバーする言語が著しく似通っている。中国語と日本語のエンジンを別途調達してくれば、Voice Overがカバーしている言語一覧にひじょーに似ている。 

Voice overのスピーチ音質がやけに低い(日本語)ので、高音質エンジンのAcapelaらしくないのが気になる。他の言語だとどうなんだか(汗)

日本語の音声については、Classic Mac OS 8の頃の日本語音声に著しく似ているという説もあり、昔のものを引きずり出してきただけなのかもしれない。中国語については昔のMac OSでもスピーチエンジンが搭載されたという実績は聞いていないのでなんともいえない。 


もうちょっと網を張って様子を見てみよう。

Copyright By Piyomaru Software. All Rights Reserved