奥方様は、よく寝る前に「小咄」を要求する。なんか話してもらうと、その声で安らかに眠れるからだそうな。
そこで、ほとんど口からでまかせみたいな話をしてみた。いや、考えながら話していたのだが……
「本棚を購入しようかどうか考えている。君の本はどんどん増えるばかりだが、本棚はすでに満杯状態だ。書斎(マシン部屋)の本棚をさらに大容量のものに置き換えるプランのほか、リビングに本棚を用意することも考えている。
だが、本棚を増やすというアプローチのほか、別のアプローチがあることにも気付いた。本を裁断してドキュメントスキャナで読み取って、本棚を増やすのではなく電子化することで必要な本棚を減らすというものだ。
これなら、この先に新たな本を購入しても本棚を増やす必要がなくなる。明日ちょっとスキャンして試してみようと思うのだが………………
寝ましたか(汗)」
安らかに眠りについたらしい。こちらは頭脳フル回転で検討しているので、そうそうすぐに眠れるものでもない。実際のところ、わが家の書斎は奥方様の本棚と私の本棚でいっぱいであり、机の新規増設計画もスペースの問題で棚上げされた状態にある。
既存の書籍をスキャンして電子化するという試みを行い、ダメなら別途考えるという線でひとつ考えてみよう。せっかく、ScanSnapを数年前に買ってあるのだから、使わない手はない。ただ、マンガの単行本を断裁するのはなかなか勇気がいる。
あと、どのマシンでそれを行うのかという問題もある。メインマシンのMacBook Pro 17インチでそれを行うのは嫌だ。もっとでかいHDDをつないでおけるマシンのほうがいいだろう。
最終的にはNASにでもデータを置いておくとしても、ウチで遊んでいるiMac Core Duoがこれに向いていそうだ。
気合いを入れて、週刊誌を1冊断裁してみた。……疲れる(ーー;;
しかし、本棚増設ではなくこちらをやると決めたのでやるのであります。
本をスキャンするのはあっという間にできた。けっこうきれい。
問題は、何回かに分けてスキャンするので……これを簡単に結合する手段が必要なこと。まあ、AppleScriptを組んで……ファイルの作成日時の順にソートして連結して指定ファイル名で出力すればよいだろう。
そんなもんならあっという間にできる。
AutomatorでPDF連結ワークフローを作ってみた。この程度なら瞬殺。