おひさしぶりで

昨年末から個人的にものすごい状況になっていた。

われわれ夫婦が入居している、アパートだかマンションだか区分がよくわからない(古い)建物が、「取り壊しになる」という話になり、ものすごいスピードで引っ越しをしたからだ。

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古風な表現でいば「電撃的に」、現代風な表現でいえば……ちょっと分からないが、とにかく急いだし急がされたし急ぐ理由もあったのだ。

一般的に、ニホンの社会で引っ越しのピーク時期は1月末から3月下旬ぐらいだ。大学に入学するとか、社会人になる人とか、転勤になる会社員がこの時期に民族大移動を行う。4月に入るとあまり条件のよくない物件しか残っていない。

われわれが退去までに与えられた猶予は6か月。ふつうなら「まだ半年もあるじゃないか」と考えるところだが、実はこの引っ越しのピーク時期を勘案すると……4月以降に何かおトクな物件が見つかる可能性は限りなくゼロに近く、ピーク時期を避ける意味でも、「12月下旬から1月上旬」にかけてのきわめて短い期間に物件を探し出す必要があった。

というか、この「12月下旬から1月上旬」を逃すと引っ越し代金は高くなるわ、不動産屋もあまり相手にしてくれないわで、条件がよろしくないことが確実視された。

そこで、不動産屋数件をハシゴして、いい物件を見つけるためテーブルに物件の資料を積み上げ、条件に合うもの/合わないものを迅速に選別。物件の広さ順にソートして数件の物件を見て回った。


 12月中旬:取り壊しのお知らせを書状で受け取る

 12月下旬:家主の訪問を受ける

 12月末:集中的に不動産屋めぐりを行い、物件を決める

 1月初旬:転居先の契約を行う

 1月中旬:転居


R0012389……本当に、1か月ぐらいでスピード引っ越しを行ったので、この年末年始は段ボールと格闘しっぱなしだった。

引っ越しをしたことのある人なら分かっていただけるかもしれないが、こんなスピードで引っ越しができるのは、荷物が思いっきり少ない単身者世帯か、あらかじめ引っ越しに備えてモノが増えないように抑制してきた変わり者世帯ぐらいである。

ウチが該当するのは後者であり、奥方様が家にモノが増えることに目を光らせてきた。体積とか容積の大きな物体による侵略を、心の底から嫌っているようだった(24インチの液晶モニタとか、でっかいプリンタとか)。

そのおかげで、引っ越しに際しても普通なら考えられないスピードで引っ越しを行うことができた。もちろん、引っ越し業者にはお願いしたのだが、事前の荷物の箱詰めいかんで値段とスピードが変わってくる。

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物理的な引っ越しは根性でなんとかなったが、電話の引っ越しとインターネット回線の引っ越しには時間がかかった。電話に数日。インターネットの引っ越しにはトータルで1か月近くかかった。

12月中旬からBlogやサイトどころではない(AS Holeは細々と更新していたが)状況が続いたというところで、何か書きたいことはあったかもしれないけれども、すっかり忘却の彼方だったり、あるいは手元にメモぐらいしか残っていない今日このごろ。R0012614

さて、このサイトもどうしたものだろう? Sandvoxでローカル更新を行って、Webサーバーと内容のシンクロを行っている。ただ、それはWordpressなどのBlogサイトに不慣れだったことから端を発した更新スタイルであり、そうする必然性もあまりなくなってきた。

所かまわず更新する、という種類のものではないのだが……あまりにも記事の本数が増えて、更新するのに時間がかかるようになってきた。

サイトも引っ越しすべきだろうか?

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