Mac OS X標準搭載のScript MenuからAppleScriptを呼び出して実行し、途中で予期しない条件によりスタックオーバーフローが発生。そのため、Scriptの実行が中断され……なんと、虎の子のメール振り分けAppleScriptが破損してしまった。
Mac OS X 10.3ごろまでは、Script Menuから実行した際にScriptが壊れるといった問題があった。10.4ごろからその問題は直っていたのだが……Mac OS X 10.5でまたその症状に遭遇するとは思わなかった。
それはともかくとして、よりによって壊れたのが日常的に使用しているもっとも重要なツールだ。一刻も早い復旧を行わなくてはならない。
ちょくちょく時間を作っては、やたらと手の込んだ高速化やテクニックに走った記述が行われている、この難解なプログラムのもうちょっと古いバージョンを解析してみた。
いや、正確にいえば復旧できるほどの何かが残っているわけではないので、派生プログラムをかき集めて、それらしきものをでっちあげて動かしては動作を試していたのだが、期待したレベルになかなか到達しない。
そして、不思議なことに気付いた。
「なんで、不要な処理がこんなに大量に入ってるんだろう?」
削りに削りまくって、整理してみたら……ものすごく短い処理で済んでしまった。汎用的に作った巨大ルーチンの効率が悪く、もっと短くて早く済む処理手順を思いついてしまった。
結果、当該のプログラムはおっそろしく短くなり、処理速度も上がった。いつも使っているツールでも、たまに見直してみるとよいのかもしれない。