isee systemsの存在は、以前にトム・デマルコのプロジェクト管理本を読んだときに知った。同社のモデリング&シミュレーションのソフトはビジネス用のモデルが添付されている「iThink」と、研究・教育用のモデルが添付されている「Stella」の2本がある。添付データが違うだけで、アプリケーション自体に違いはないとのことだ。
isee systemsのページ
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日本国内の代理店のページ
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Stellaの入門書「システム思考入門I」
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iThinkの入門書「システム思考入門IIビジネス編」
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システム ダイナミックス モデリング入門
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システム・ダイナミックス学会日本支部(JSD)
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さまざまな問題をモデル化して、シミュレーションするソフト「iThink」の存在はひじょーーに興味深かったのだが、実際に試用版をダウンロードして「自分でゼロからモデルを作るのはほぼ無理」との判断に至った。
使いこなせれば、こんなに心強いものはない……というソフトだが、まあ世の中の事象をもれなくすべてモデル化することは無理であるし、だいたいこんな感じ……というアウトラインを実証するには十分だろう。
世の中のさまざまな問題をモデリングして、シミュレーションを行うとかいうのは、昨今、行政とか立法の分野でもっともっと行ってほしいものだが……やってないんだろうなぁ(ーー;;;;;;
安ければ買って勉強してみようとも思うものだが、26万円もするので(ーー;; 買っても本当に役立つかどうか分らないものにそんなに投資はできない(涙) パッケージにはビジネス分野で役立つモデルが大量に添付されているというので、その内容次第ではあるのだが……………。
で、新バージョンだからUniversal Binaryにでもなっているかと思えば…………なってまへん(汗) PPC PEFバイナリなんだそうで、Mac OS X 10.6の時代になってくるとなかなか大変なのではなかろうか。さすがに高くて買えなくてくやしいので、自分でいろいろプログラムで作ってみるかといったところだろうか。
ちなみに、スクリーンショットはお試し版に入っていた人口シミュレーションのモデル。100人の人間が一定の天然資源のもと限定された空間内でどの程度人口が増えるか、出生率と天然資源の消費をパラメータにしてどこらへんで「持続可能な発展」を実現できるかをシミュレートするモデル。