Zebra barcode readerがcode 3 of 9を暫定サポート

sourceforgeで見つけた、オープンソースのバーコード画像の読み取りプログラム「Zebra barcode reader」。動画からバーコードを読み取るというのが本来の機能らしいが、コンパイルにはLinux系の動画ライブラリが必要らしく、本来の機能については利用できなかった。


だが、Zebra barcode readerに同梱されている「静止画像からのバーコード読み取り」ソフトzebraimgはMac OS X上でビルドして使用できた。USのAppleScript Users MLにその旨報告しておいたら、個人的に「どーやったの?」とメールが来た。適当に画像系のライブラリをかたっぱしからインストールしておいたという返答しかできなかったのだが、まあそんなもんである。


UNIX系のプログラムのよくないところだ。プログラム同士の相互依存が分りづらく、同じ環境を再現するのが大変。そんなつまらないところで苦労させられるのは、実に本末転倒である。HDDをフォーマットするのにいちいち計算機が必要だーとかいう一昔前の「コンピュータ未満」な環境でしかなかった時代の負の遺産といったところか。


……と、そんなzebraimgであるが、Code 3 of 9に対応していないのが玉にキズ。チェックサム不要で作りやすく、印刷精度もそれほど必要ないお手軽バーコード規格「Code 3 of 9」をサポートしていないバーコード認識プログラムなんて信じられない! 作者は実務を知らないにもほどがある。Code 3 of 9は真っ先にサポートされてしかるべき規格だ。海外の連中もサポートBBSでブーブー言っていた。


というのが前回までのあらすじ。「zebraimg」をキーワードにGoogleで検索するとトップにPiyomaru Softwareのページが表示される今日このごろ。そのままではナニかと思い、追跡調査を行ってみた。


すると、svn経由で取得できるリリース前のバージョンではCode 3 of 9のサポートが追加されているという情報をキャッチした。2008/3/7にポストされた投稿によれば、次のリリースでは正式採用になるとのことだ。


まだ試していないが、ぜひトライしてみたい。

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