USB Ethernet Driver

US Appleの運営している開発者向けMLのうちのひとつ、「USB」に対して昨年の12月6日に興味深い投稿があった。

投稿しているのは、Sustinable Softworksの社員。Classic Mac OSの時代に「IP NetRouter」を出していた会社だ。同ソフトには個人的にたいへんお世話になった。

同社では、MacのUSB端子に接続するEthernetアダプタ用のデバイスドライバを提供しているとのこと。


Mac本体に2つ目のEhternetポートを用意したい場合に使用することを想定しているとのこと。Mac miniをサーバーにしたい場合など、たしかにあると便利だろう。

で、彼らがテストしていたUSB to Ethernetのアダプタが、Mac OS X 10.5, Leopard上ではドライバなしで動いてしまったという話であった。この頃はちょうど多忙を極めていたような気がするので、この話は完全に見落としていた。

MacBook Air登場前にこの話を「新機種への布石」と見なすことは、ほぼ不可能だが……Leopardの狙いは、こうした基盤部分の整備にあり、それらの地味な拡張が実は新しいハードウェア製品を市場に送り出すことを意図して行われていると見ることはできるだろう。

つまり、Leopardの地味な拡張をリストアップしていくと、何か新製品らしきものの輪郭がおぼろげながらに見えてくるのではないかという話だ。

最も注目されているのが、ペンあるいは指によるタッチ操作へのサポート。ただし、標準のメニューをいちいちペンや指で操作できるのか? という疑問もある。もしその種類の操作が問題なく可能だとしたら、そのペンマシンはそれほど小さくはないということになる。

また、かなり前から画面の回転を意図した機能が用意されているが、縦横を回転させて狭い辺にメニューバーが表示された場合にメニュー項目を表示し切れなくなるといった事態も容易に想像できる。このあたりの機能については少々疑問符がつく。

BluetoothまわりのプロファイルがLeopardになって拡充されていることにも意味を見いだせるだろう。

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