ScriptDebugger 4.5が登場したけれど

ScriptDebugger 4.0.xシリーズにはまったくいい思い出がない。 

1018050264_249起動時に(必要ないのに)JavaScript OSA componentをインストールし、
Mac OS X 10.4が複数のOSA言語コンポーネントをサポートできないという強烈なバグを抱えたまま出荷されていた(もう、涙も出ない)ため、複数のOSAコンポーネントが入っていると内部的におかしな状態になり、通常のAppleScriptの実行すら阻害されるという有様。 

JavaScript OSA Componentを除去して再起動するとマトモな状態になるが、うかつにScriptDebugger 4.0.xを起動すると、またJavaScript OSA Componentをインストールされて元の木阿弥(ーー;;; 

Mac OS X 10.4.x(日本語環境)+Intel Mac+Script Debugger 4.0.xの組み合わせだと、まともに仕事にならなかった。おまけに、ScriptDebugger 4.0.xはスクリプタブルではなくなったので、ほとんど使うべき理由が見当たらないばかりか、Scripting Systemの実行を阻害する「有害ソフトウェア」になってしまうため(Intel Mac+Mac OS X 10.4.x上では)ゴミ箱行き指定ソフトウェアだった。

もちろん、Late Night Software側の言い分もある。Intel Mac+Leopardという新たな環境に対応するために、従来のCarbonベースで作られていたコードをCocoaベースに書き換えるというテーマのもとにSD 4.0シリーズが作られたという説明だ。ただ、Intel Mac+Mac OS X 10.4.x(日本語環境)では「有害ソフトウェア」になってしまうという状況を報告したものの、OS側のバグを回避できないとして「放置状態」にされてしまった。 


もう、Script Debuggerには頼らない、という判断を行い、Mac OS X標準搭載のスクリプトエディタをコントロールして生産性を高めるAppleScript群を開発。Script Debuggerがなくてもほとんど困らない状況になってきた。


ScriptDebuggerの存在を頭の中から追い出し、どんぶらこと時間が流れた。 

風の噂で聞くところ、先日バージョン4.5が登場したのだという。 

Scriptableになって、tellブロックなどを勝手に閉じる機能がついたらしい。 

そんだけ。 


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Xcode 3.1.x系が搭載したネスティングブロックの折りたたみ機能は搭載していない。なんか、びみょーーにApple純正ツールより機能が落ちているぞ(ーー;; 

4.0からのバージョンアップは45ドルだという。 

びみょーーーーーー。ものすごくびみょーー。 


これはパスしたい気持ちでいっぱいです。真剣にデバッグ(ステップ実行)する時には、ScriptDebugger 3.0.9を使っているので、それでいいかなーという気が(汗)

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