プロジェクト管理ソフト「Redmine」を使ってみた

オンラインの(Webベースの)プロジェクト管理ツール「Redmine」を使ってみた。Redmineについてなら、ここに書いてある記事が分かりやすく内容もあるのでぜひ見ていただきたい。


で、いきなり使ってみての感想だが……「使えないねえ」のひとことに尽きる。これまでに、さまざまなプロジェクト管理ソフトウェアを使ってきた経験から言うと、フィーリングは「最悪」の部類に入る。しかも、ぶっちぎりのワースト1だ。

タスク管理のメッシュが粗すぎる。日単位でしか管理できないというのは、ほとんど冗談みたいな仕様である。カレンダーの休日設定もできない。大笑いだ。

また、通常のプロジェクト管理ソフトにあるべき「マイルストーン」がない。ないったらない。ガントチャートについても、プロジェクト日程の変更があった場合にはそれが反映されるのが常だが、それもない。当然のことながら、外部のアプリケーションとの連携もできない。リソース管理もできない。Inport/Exportもできない(PDFとして書き出す機能はあるが、絵として出力されても困るのである)。まさにないないづくしである。

注:よく調べてみたら、「バージョン」というのがマイルストーンに該当するらしい。バージョン1.0を4月15日までに完成させる、といった使い方をするらしい。


これがパッケージものの店頭で箱で売られているプロジェクト管理ソフトなら、数秒で箱とCDと説明書とすべてひっくるめてつぶして丸めてぐちゃぐちゃにしてゴミ箱行きだ。シュレッダーにかけても惜しくはない。おそらく、その日は1日中ずっと気分が悪く、夕方に奥方様に八つ当たりして帰り道の道路の真ん中で夫婦して大声で怒鳴り合い、家に帰っても「こもり部屋」に布団を運び込んで閉じこもってさっさと寝てしまうことだろう(なんてひどい1日なんだ!)。


冷静になって考えてみると、Redmineがプロジェクト管理ツール「ではない」ことに気付く(cvsを核にコミュニケーション系の機能が統合された感じ?)。

これは、プロジェクト管理ソフトっぽい味付けをしたオンラインのコミュニケーションツールなのだ。開発プロジェクトチーム間で情報交換を行いながら、割とタイトではない仕事を進めていくというのであれば、使えないことはない。

開発プロジェクトにおいて「日記」というものがいかに重要なものかは、つくづく痛感している。ナニを考えてこんな機能を追加したんだが、このあたりでどーいう調子で開発していたのか、そのログを残しておくことは極めて重要だ。

かなり用途を選びそうな感じだが、割り切れば使えなくはない。ただ、こんな使えないバカソフトを自分の仕事で使いたくはないといったところだろうか。自分のローカルで他のソフトを使って管理しつつ、Webブラウザから同じ情報をRedmine向けに入力したりするのだろう。そして、ついに臨界点に達し、「こんなバカソフトを使わせるんなら、このプロジェクトからは降りる」と宣言することだろう。


数十分後。ようやく使い方が分かってきた。タスクを登録する方法が分からなかったのだが、それが「問題」という言葉なのだと分かった。これは、日本語訳がバカすぎる。「問題」ではなく「テーマ」だろう。

だが、この「問題」をサブカテゴリに分割できないとか、それぞれにタスクのIDを割り振るといった、プロジェクト管理ソフトであれば当然のように存在する機能が存在しない。

なんにせよ、気心知れた同僚と行う社内のプロジェクトには使えるかもしれないが、社外のスタッフと連携して行うプロジェクトでは使えない。プロジェクト管理には「距離感」が重要だ。近すぎず、遠すぎず……そのあたりの距離感がゼロなのは、自分にとってもプロジェクトを遂行するメンバーにとってもストレスになる。

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