Office 2008との初対決

LABIヤマダデンキに入荷したとの連絡が来て、ついにOffice 2008と対面。AppleScript用語辞書を書き出し、2004と比較を行ってみた。

  Entourage 2004→2008(変更点76カ所)
  Excel 2004→2008(変更点662カ所)
  Word 2004→2008(変更点620カ所)
  PowerPoint 2004→2008(変更点566カ所)

Entourageは2004の延長線上にあることが分かるが、他はゼロからの作り直しに等しい感じである。ただし、辞書の比較情報を見てみたところ、些細なスペルミス修正なども変更点としてカウントされているため、実質変更点はこの数値よりもやや少ないものになる。

起動してみても、見た目が全然違う。Excelの最大行数32768行の制限まで消えているというし、これは従来のOfficeとはまったく違うものなのだということが理解できる。

AppleScriptの辞書内容も、下手をすればInDesignやQuarkXpress並みにでかいオブジェクト/命令数になっている。こんなでかい辞書には滅多にお目にかからない。1週間そこそこで攻略し切れるとは思えない規模である。

Excelを攻略するだけでも、相当の労力を要することだろう。もしかしたら、ASの命令やオブジェクトを攻略する前に、Automatorのアクションにどういうものがあるのかを調べたほうがいいかもしれない。

とりあえず、傾向を掴んでおく必要はあるだろう。

Officeに着手する前にExpression Mediaの試用版をダウンロードしてきて、こいつのScriptingをひととおりテストして資料を作成しておいた。Expression Media程度の規模ならまだ可愛いものだが…………Office 2008は、久しぶりにものすごい規模の辞書だ。

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