先日の件では手で件数を数えてみたが、これをかる〜くAppleScriptで自動化してみた。Mail.appで選択中のメール(送信者でしぼっておく)を選択し、月ごとの度数分布を取得するというものだ。
Appleの(名の知れた)主要エンジニアのメール投稿パターンといったものが浮き彫りになってきた。
まー、忙しいときには投稿しないし、投稿しているのは比較的ヒマな時なんじゃない? という理解はできた。
では、メールの投稿がない期間というのは忙しいわけで、そこんとこに注目するとどういうデータが取れるだろうか?
この月別投稿度数分布を、US AppleのすべてのMLに投稿しているAppleのエンジニア全員に広げたりすると……さらに、担当する業務範囲は投稿先のMLでバレバレなので、「どういう担当がいつ忙しい(メールの投稿がない)か?」という分析ができてしまいそうだ。
そのうえ、その「メール投稿度数分析」に、各種OSのリリースやアップデートなどのイベントを重ね合わせて書いてみたりすると、どのリリースの時にどの部署なりエンジニアが忙しいとかいった全体像が浮かび上がってくることだろう。
そうした仮説をもとに、メールの内容も吟味してみたりすると、より社内の動きが明らかになってくることだろう。AppleScriptのクセに、なんてヤバい武器を作ってしまったんだろうか、、、、、(汗)
当初、「こんなもん公開しちまって構わないだろー」と思っていたのだが、悪用するとトンでもないことが明らかになってしまいそうなので、公開しないことにした(汗) いや、一番悪いことに使おうとしているのは、当の本人なのかもしれないが……
とりあえず、昼休みにささっとプログラムを修正して、MacBook Proをブン回していたら全アドレスの取得は行えた。
とりあえず、投稿件数でソートしてみたら、トップがChris Espinosa。トップ10圏内にはDeveloper Technical Supportの人間もいる。個人的な経験上、AppleのDTSにはカスばかり(インシデントを消費して無意味なコンニャク問答をされるのは勘弁してほしい)いるのかと思っていたのだが、エースはどこにでもいるようだ。
やはり、頻繁に投稿するのは全体の1割ぐらいで、ほかはそれほどでもない感じ。
Appleの全従業員数におけるソフトウェア開発に従事しているエンジニアの比率が得られれば、優秀(かつ活発)なエンジニアの比率を求めることができ、組織のバランスといったものが分析できることだろう。
また、投稿時間帯別解析スクリプトも作ってみた。明らかにパターンがある。3時あたりにティータイム休憩の時間がありそうだ。ほかにも、出勤に1時間もかけて出てきていなさそうな印象がある。クルマで通っている人間がほとんどで、自転車通勤をしている人間はおっそろしく少なさそうな印象を受けている。