家にはマシンを集中して置いてある「こもり部屋」なる部屋がある。ふだんは、なかなかこの「こもり部屋」にいる時間がないのだが、休みなのでいろいろ普段ではできないハードな片付けなどを行っていた。4畳半ほどの部屋であり、居間にマシンが配置されることを防ぐための部屋……のはずなのだが、実際には居間やら枕元にはMacBook ProとかMacBook Airが転がっているので、目的を果たしているのかどうかは果てしなく謎である。
別名、「箱の部屋」。コンピュータの箱などが多数保管されている。
その中にPowerBook G3/400、コードネーム「Lombard」の箱があった。歴代のMacの中でも最も思い入れの深いマシンであり、めっきり使わなくなったいまでも大事に保管してある。
「マシンと○○は新しいほうがいい」(○○にはお好きな言葉を入れてください)と公言してはばからず、古いマシンなどには目もくれない自分であるが、このLombardだけは別格である。共著で書いた本の原稿料で買った(苦労して手に入れた)マシンということもあるが、その美しさと存在感はいまだに輝きを失っていない(ような気がする)。
いいかげん、10年もたてばマシンの動作も怪しくなってくるし、現役のMac OS Xがインストールできないのでは、オブジェ程度の存在価値しかない。ちなみに、ここで「現役」というのはMac OS X 10.4のことである。10.5は「パス」する方向で身の回りのコンセンサスが固まりつつある。
とはいえ、そのまま箱の中にしまっておくのも何なので、箱から出してセットアップしてみた。
……Mac OS X 10.4はインストールできなかった。インストーラーはブートするのに「このコンピュータはサポートされていない」というメッセージが(ーー;;
仕方なくClassic Mac OSをインストール。9.0のCDが見つかったので、こいつを入れてみた。ただ、Classic Mac OSの最終バージョンである9.2.2にアップデートするためには、一度9.1にアップデートしなければならないらしい(もう過去のことなのでこのへん覚えていない)。
しばらくインストールして設定なども行えていたのだが、再起動したタイミングでウンともスンとも言わなくなってしまった。起動音はするのだが、画面はつかないしHDDがスピンアップしている様子もない(ーー;;;
……背面のリセットボタンを押したらうまく動くようになった。こいつもオンボードのバッテリーが切れてPRAMを保持できなくなっているにちがいない。
ネットワークにつなぎっぱなしにして、ニュースでも流しっぱなしにするマシンにでもしようかと思っていたのだが、ちょっと心もとない、、、、