いろんなニュースサイトがすでに報じているが……昨年末、いまどき珍しいほどのコケっぷりを披露してしまった「宛名職人」が、この秋に発売になるという。
http://www.agenda.co.jp/press/ATN15MC1/DLcontents/ATN15MC1_20080321.pdf
「今秋」とかいっているあたりにものすごく危険な香りを感じてしまうのはワタクシだけだろうか? 経営陣は責任を現場に押しつけ、現場はなんとかするという約束をさせられるものの、確実な根拠を持っているわけでもない。
もっと前から、β版をリリースしたりして段階的に問題をつぶしていくようにしないと、また同じことの繰り返しになるのではあるまいか?
あるいは、北海道在住の腕利きプログラマがそろってアジェンダ支援のために売り込みを行ったとか、いっそどこかの開発会社に丸投げしたとか……某業界筋で話を聞けば、きっと詳しい情報が入ってくるとは思うが、興味のあるところだ。
あと5か月ぐらいしかないのだが、大丈夫なんだろうか?(ーー;; ニュースリリースの論調が変わらないあたり……………ダメっぽい印象を受けるのだが、、、、、、、、、、(汗)
自分も、失敗プロジェクトを経験して、たいへんいい勉強になった(ダメージが数年残ったけど)。ダメなプロジェクトは何がダメで、なぜダメになるのか……経営側から要求されて、いろんな機能を載せるんだけど、機能単体では動くものの組み合わせて動かすと動かないとか……ある一定ラインを超えるとプログラムが急に動かなくなるとか…………
要求された機能はできた。動作もOK。だけど、本体に組み込むと動かなくなる…………悪夢のような出来事である(泣)
結局、プロジェクトが解散したあとにさまざまな情報収集やら確認を行って、AppleScript Studioの処理系そのものに問題があることが分ってきた。そして、その問題を回避するためのさまざまなテクニックを編み出し、同じ目に遭わないように対策を施してきた(ーー;;;; 並行して、US Appleにガンガン文句を言っておかしな所を直させるべく圧力をかける活動を開始。
問題解決のためにいろんな活動を多角的に行わなければならないのだが……現場がいじめられて「今度こそ出せよ」みたいな感じだと、とてもリリースなどおぼつかないことだろう。
宛名職人の開発チームに幸多からんことを祈りつつ。