Air、次の一手

基調講演時にはさっさと寝てしまい、翌朝早起きして情報収集に勤しむというのが例年の行動パターンである。新製品で一喜一憂するほど若くはないし、事前にだいたい予測は立てておけるので、よほど大外ししないかぎり度肝を抜くほどの新製品は出てこない。

だいたい予想の範囲内の製品が出てきた。MacBook CoreDuo 1.83GHzを持っているので、MacBook Airにはさほど魅力を感じないが、実物を目の前にしてどれだけ正気を保っていられるかは不明である。現在の生活パターンだと、軽量ノートよりはタブレットの方が有用性が高い。

さりとて、日本市場攻略のために必須といわれてきた薄型軽量ノート。その今後の展開いかんでは大きな流れになる可能性もある。次に出るAirシリーズについて思いを駆け巡らせてみることとした。


■15インチ MacBook Air
13インチMacBook Air好評につき、ちょっと大きくした15インチモデルが登場。従来からのMacユーザーから不評をかっていたFireWire端子の省略についてこのモデルでは見直しが行われ、FireWire 400ポートが復活。さらに、1インチHDDを2基搭載することで160Gバイトのディスク容量を確保。バッテリ増加分はクロック向上とLCD駆動分で相殺されている。音声入力端子を備え、アナログおよび光ファイバによる接続が可能になっている。

■17インチ MacBook Air
いわゆる「全部入り」な構成のMacBook Air。厚みはオリジナルAirと同じ。15インチAirにさらにFireWire 800ポートを追加したモデル。USB端子も3基搭載している。2基のHDDはRAIDを構成している。

■MacBook Air2
SSD標準搭載になったMacBook Air。動作クロックは2GHzに向上、搭載メモリも4GBと大盤振る舞い。ただし、バッテリ駆動時間が5時間から4時間に減る。

■MacBook Air 0(Zero)
Mac OS X搭載タブレットの名称。MacBook Airを畳んだ形状でAirとほぼ同寸。さらなる軽量化が行われ、ジャスト1kg。


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