同僚のウスイさんは、つい最近身内に不幸があってお葬式を経験した。そんな彼女がこれを機に目覚めてしまったものがある。
それは、「仏壇選び」である。
今日も、休み時間にカタログをひろげ、仏壇のマーケットや製品構成についてレクチャーしてくれたのだった。21世紀になっても仏壇は相変わらず仏壇であって、非常に保守的なデザインが行われているのだった。
「え〜、ポリカーボネイトで出来ていて白くて透明感のある素材のやつとか、スリープ中にLEDが点滅するやつとかないの?」
そんなもんあるかい! なのだそうで(汗)。
そんな中、フとしたことから「遺言」の話になった。遺言とは、自分が故人となったときに、残された人々に対して命令できる、生涯をかけた一種の「王様ゲーム」といえるかもしれない。
ウ:祭壇にかざるご飯にはふりかけをかけてくれ、と友達に言っています。白いご飯では食べられないので。食道楽の意地です
自:じゃあ、私の葬式では……ご焼香の台にG4 Cubeを使ってください。あと、BGMにディズニーランドのエレクトリカルパレードでも流すとか
…………なんかすげー罰ゲームっぽいぞ(汗) かわいそうだろ、遺族がっ!