自分は知らなかったのだが、実在する電車の写真をPhotoshopなどで加工して、架空の電車の写真をデッチ上げる遊びがあるのだとか。
その名も「ウソ電」。
「ウソ電」をキーワードに検索してみると、あるわあるわ……いろんなサイトが出てくる。
最新の電車に昔風の塗装をして楽しんでみるとか、見て回るとなかなか面白い。
ウソ電ごっこは2000年前後に最盛期を迎え、現在は割と下火なのだとか。だが、リバイバルのムーブメントは実際の鉄道会社を動かし、最新の電車をラッピングで昔風にアレンジするといった社会現象にまで発展するに至る。
……で、そんなこんなをWebで見ながら「Macでそういうのをやってみたらどーなんだろーか」と考えてみた。
■iMac IIci風
最新のiMacに昔のMac II風の梨地のクリーム色のプラスチックを用い、筐体のサイドにラインを入れ、昔の角マウスにアップル標準キーボードをつけ、Appleのロゴマークは6色。キーボードは当然のようにカールコードで本体とADB接続。ワイヤレスキーボードなどつないではいけないのである。
さらに、背面に「iMac」ではなく「PowerPC」とでかでかと書いてあるとレトロ感があって面白いかも(ありがち〜)。あるいは、裏面に開発者のサインが入っていたりするとレトロ感がアップすること請け合いだ。
■iMacスパルタカス風
20周年記念Mac、コードネーム・スパルタカスのテイストをiMacに投入してみたモデル。筐体の塗装をスパルタカス風にして、ウーハーユニットを横に並べる。iMacのステンレス製アームをスパルタカスの高価な脚部に交換し、TV/ラジオチューナーの存在を誇示するためのロッドアンテナを背面に装着。
背面の「iMac」の文字は「BOSE」にでも置き換えて、キーボードは革張りの高級感あふれるものにさしかえて、トラックパッドと一体化。
意味もなく本体の下半分にスピーカーにかぶせるスポンジをかぶせておけば、なんとなくスパルタカス風になるだろうか。
■MacBook 100
最新のMacBookの筐体を昔風の灰色のプラスチックに変えてみる。画面も思いっきり狭くしてもいいかもしれない。そんでもって、トラックパッドではなくトラックボールを装備。
電源ボタンをフラットなものではなく、昔風の丸みを帯びたものにするとレトロ感があっていいかもしれない。画面上部のiSightがレトロ感を大幅に損なってしまうので、6色のAppleマークに置き換えるとよいだろう。
■Mac Pro Quadra
Mac Proの筐体を、お約束でアルミからプラスチックに変更。側面にいろんな空気穴を開けて、筐体前面にカギ穴でもつけておいて、ロックできるようにする(Quarda 950)。
昔のCRTモニタと並べて置くといいかも。もちろん、OSはSystem 7あたりで。本体を支える足のあたりにQuadra 800ライクなデザインを施すと、ひじょーにレトロ感がアップすることだろう。
■初代Mac風iPod
筐体の素材が初代Mac風なiPod。わざとらしく裏面にネジ穴を用意してみたりする。iPodドックがRS422のシリアルケーブルでつながったりする。iPod ShuffleはADB端子につながるようになってみたりして。
■iPhone Newton風
Newton Message Padの筐体を使ったiPhone。当然、スタイラスペンや画面カバーが付いている。それでいて薄型。やっぱりというか当然のようにRS422でコンピュータと接続する。6色のアップルロゴもお忘れなく。
……この手のお遊びはMacユーザーが大好きなので、そーゆー「ウソMac」なサイトを作ったら、世界中から雨あられのようなアクセスを稼げることだろう。誰か作らないものだろうか。