プロジェクト管理の権威、トム・デマルコの著作のうちの1つ「The Deadline〜ソフト開発を成功に導く101の法則」を読んでいた。いや、この人文章うまいわ。しかも、専門書といった風ではなく読み物としてフツーに面白い。
その中に、モデリングとシミュレーションのツール「iThink」なるソフトウェアが登場してきた。それほど本筋に関わる扱いでもなかったのだが、調べてみたら実在することが分かった。
さっそく、試用版をダウンロードして起動してみた。
慣れないとモデリングもシミュレーションもまったくおぼつかないが、さまざまなモデリングを行い、それを基にしたシミュレーションを実施することができ、統計だけでは解決できないような問題への解決策を追求していけるのだという。
モデリング時には画面上でアイコンを配置してさまざまなパラメータを調整できるようにしておき、モデルを実際に動かして数値シミュレーションを行えるようだ。
isee systemsのWebを見ると、STELLAというソフトウェアとiThinkの2つがあるが、これは添付されているモデルデータが教育・研究用(STELLA)か、ビジネス用(iThink)かの違いによるものらしい。
でもって、作成したモデルはシミュレーション実行専用の無償アプリケーション(isee player)上で実行できるのだという。
なかなか面白いソフトウェアにめぐりあったものだが、問題は価格である。
「24万円?!」
うーーーん、高い(ーー;; 個人で買うようなものでもない。買ったからといって、すぐに使えるようになるような種類のものでもない(汗)
ちなみに、Mac OS X版とWindows版がある。Mac OS X版はPPCバイナリのみでUniversal Binary化はされていないようだ。ちなみに、AppleScript対応でもない(確認するのはお約束)。