Intel Macならではのオーバーサンプリング再生

LaCieのFireWireスピーカーについて調べているうちに、これを使って96KHzオーバーサンプリング再生が可能であることが判明(これは、すとーさんに教えていただいた)。これが実に快適で、DVDの映画をオーバーサンプリング再生で見ると、これが同じ映画かというぐらいの大迫力で楽しめる。これだけでもLaCieのFireWireスピーカーを買ってよかったと思うものだ(反面、スピーカー本体についているFireWire端子がショボくて、ゆるむのが玉にキズ。こんなところケチってもしょーがないでしょー)。

LaCieのFireWireスピーカーを満喫しまくってはや数週間が経過。FireWireスピーカーはiMacにつなぎっぱなしで、もはやこのスピーカーなしの生活など考えられないほどだ。出勤前に音楽をガンガン流して、つい遅刻寸前の時間まで聴き入ってしまうこともしばしば。

そんな中、「Audio MIDI設定」をよくよく調べてみると……96KHzオーバーサンプリング再生は、なにも外部スピーカーをつながなくても、なんと内蔵スピーカーでも可能であることが分かってきた。なんてこったい!

では、最近のMacならすべて例外なくオーバーサンプリング再生ができるのかと思いきや、PowerMac G5では48KHzまでしかオーバーサンプリングできなかった。どうやら、オーディオまわりの周辺チップの仕様がIntel Macになってから大幅に変更になったようだ。

それなら……ということで、iPod付属のヘッドホンをMacBookのヘッドホンジャックにつないで、「Audio MIDI設定」を起動。出力時のサンプリングレートを変更してみた……。

設定をいじくると、どうやら変わっているらしいのだが、このiPod付属ヘッドホンごときでは音がよくなったのかどうかまでは実感できない。MacBookで聴いている段階で、iPodで聴くよりはよくなっていることだけは分かるのだが、オーバーサンプリングの効果は、FireWireスピーカーほどロコツに実感することあたわずであった(ーー;;;

それなりに実力のある出力機器なら、それ相応の音がするのではないか。iPod付属ヘッドホン程度ではなく、高級ヘッドホンのたぐいであれば、その差を実感できるかもしれない。

逆にいえば、LaCieのFireWireスピーカーであれば、オーバーサンプリング時にその「差」が露骨に分かるぐらいの実力があるということなのか、それとも内蔵スピーカーやヘッドホン端子に対してオーバーサンプリング再生を行っても、結果がほとんど反映されないということなのか。

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