iMac DV+強化計画

不要品で引き取り手を探していたというiMac DV+(G3/450MHz)をハイパーJOEさんからいただき、これを弟夫婦のところに送るべく整備中である。ハイパーJOEさんのところ(たぶん九州)から東京までわずか2日で届いた。予想だにしなかった素早さである。

起動して、予想はしていたけれど搭載メモリ量、128+32=160MBを目にして驚く。いや、160MBという数字からは想像がつかないほど軽やかに動くのだ。

いまどき、Intel Macでは2Gバイト搭載がなかば常識。……160MBでもMac OS X 10.4.8のインストールやら起動が可能、という事実に驚愕した(インストール時だけ増設してあったのかもしれない)。

わずか搭載メモリ160MBでDVD再生が…………できる!!!! すげええええええ!!!!! できないと思ってたー!!!

iTunesも起動できる!!! 音楽も鳴る!!!! 普通のマシンでは当たり前のことでいちいち感動できてしまうのだ。

ある意味、遅いマシンの極限環境みたいな状況のはずだが、いや、iBook 300にMac OS X 10.2を入れたものを見たことがあるが、これより遥かに遅かった。まー確かに昔のUNIX(NEWS-OSとか)はすっくないメモリで起動していたし、大昔のNeXTstepだって今よりもはるかにプアーな環境で稼働していた(その割にはさくさく、よく動いた気が……DSPのせいか?>NeXT)。

メモリに関してはありものを載せればいいか、などと考えていたのだが、PowerMac G4/733のメモリを使い回せるわけではないことが(いまさらながらに)発覚。PC100 CL2のSDRAMなんて、いまどき入手が激しく困難なのだ。

自宅からはほとんどPowerPC Macが消えたに等しい状態であり、ジャンク品から引っこ抜くこともままならない。

かくして、さる筋から拾ってきたメモリを増設。うむっ! 384MBまで増えた!

384MBに増設したら、音量変更時のベゼルUIがちゃんと表示されるようになった!! だんだん、完全体のMac OS Xになってきている。メモリが極端に少ない環境ではUIの表現を省く、という普段では存在すら知り得ないMac OS Xの重箱の隅つっつき的な機能を確認することができた。

しゃかりきになってメモリを増設しまくっても、弟夫婦の家はアナログ回線のダイヤルアップ接続だったりするので…………インターネットの接続速度自体はアレでナニである。iChatのビデオチャットで姪っ子たちとお話するなど、夢のまた夢(実家の父親とは最近ビデオチャットできるようになった。向こうが用のあるときだけだが)。

そんなこんなで、なかなかのレトロ感を味わいつつ……名残惜しくなって手放したくなくなる前に発送しなくては。

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