たぶん、QuickTime VRを使っているわけではないと思うけれども、QTVRのメーリングリストで「すげえ！」と話題になっていたスゥエーデンの世界最大の家具メーカー「イケア」のDream Kitchen VR。
いい仕事してますね〜。
で、こちらがVRムービーを作ったスウェーデンのSFXチーム「SYNDICATE」によるメイキングムービー。キッチンのセットの回りにレールを敷いて、その上を可動式のロボットカメラを走らせて撮影したもよう。空飛ぶ小物についてはあとからCGを合成したんじゃないかと。
ただ、このメイキングムービーは、置いているサーバーの回線が細いためか、はたまた純粋にスウェーデンがネットワーク的に遠い位置にあるためか、やたらとダウンロードに時間がかかる（汗）
VRムービーは、
（１）再生環境が知らない間に増えていた（iTunes＋QuickTime、あるいはFlash系やJava系の類似再生環境）
（２）デジカメの画素数の増加により、変形せず自然に見えるVRムービーが作れるようになった
（３）ほにゃほにゃふがふが（内緒）
などの条件が揃ってきたことで、ブレイクの臨界点に達した技術になった。
海外では頻繁に見かけるようになってきたが、ニホンではなかなか注目されない。iPhoneやiPod touchなどのデバイスで見られるようになって、Google Mapとペアで威力を発揮。そして、徐々に知名度が上がって行くというシナリオだろうか。
■補足情報
SYNDICATEのサイト。トップページでもけっこー重い。
海外で紹介されていたユニクロのCM。Matrixライクな撮影技法が使われているもよう。
QTVRにPNGで枠を付けられるもよう。