アノトニホンに行ってきた

渋谷にあるアノト日本にいってきた。スウェーデンに本社があるアノトの日本法人だ。

先日、Maxellのアノトペン+Mac OS X用ソフトウェア「Pen-it NOTES」をオンライン購入した時に、Webフォームだかバックエンドのデータベースの不具合で、クレジットカードの番号が一部欠落してしまっていたのだという。

メールで送るのは怖いし、FAXで送るのもちょっとアレでナニであるし、それほど遠くないのであらかじめアポイントを入れておいて、直接赴くことにした。

とはいえ、「客vsメーカー」とかいう対決姿勢でもなく、割とぶっちゃけた仲間意識を共有する程度の間柄といったらよいのだろーか。まあ、こんな宣伝もしていないものをわざわざ探し出してこの時期に購入する連中なんて、よほどアノトペンに飢えているか、それでなければプロシューマーの類い(つまり、メーカーと同類)であるに違いない、というのはまあ当たっている。

話を聞いてきた中で、これまで収集してきた情報とのミスマッチがいくつかあった。修正させていただくと……

・紙を自分で印刷するのはノキアのアノトペンの場合のみ。他は、やっぱりアノトペーパーなりノートを買うことになる。でもって、購入できるのはMaxellサイトの通販のみ

・電池寿命が2時間というのは誤り。ひっきりなしに連続で字を書いた場合の話であり、だいたいミーティングなどでメモ取りに使っていても、1週間ぐらいはもつ。実際、MacWorld SFでさんざんデモで酷使してそのままの状態のペンが8割程度の電池残量であった。2時間の会議を終えたら充電が必要とかいうことはない

・Mac OS X版の製品化はさまざまな試行錯誤のうちの1つのトライアルであるとのこと。開発チームも本当に小規模らしい。ただ、お話をさせていただいた担当者とテクニカルサポートの方はひっじょーに濃いMacユーザーの方々でありました

・ソフトの出来は、まあ……3月7日(Apple Store, Ginzaでのデモ)にはちゃんと間に合わせるよ、との話。まあ、現状ではその程度。機能は載っているけれど、Universal Binary化したときに安定性が損なわれてしまって、目下修正中とか

・Bluetoothのオブジェクト・プッシュ(だったか)で、ペン側からMac本体に転送。そのまま、指定のフォルダに筆記データが転送される。Pen-it NOTESアプリケーションに筆記データを読み込んでやると、PDFとかSVGとかJPEGなどのデータに変換可能。SVGに変換してIllustratorに読み込ませると、ちゃんとベクターデータになっている。

といったところ。思っていたよりも、デモの難易度が高そうなアイテムであります(汗)

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