ジム・キャリーの不当な評価の低さに、「マン・オン・ザ・ムーン」を見て憤慨する

以前に購入したDVDをふたたび取り出して見ていた。アンディ・カウフマンという実在のアメリカ人のコメディアン(といっていいのか)の半生を描いた「マン・オン・ザ・ムーン」という作品だ。


作品およびアンディについては、


あたりに詳しく書かれている。

このアンディ役をジム・キャリーが演じているのだが、最初見たときにものすごい存在感であったとだけ覚えていた。2度目に見て、youtubeでアンディ・カウフマン本人の映像を見て、さらに驚いた。

作品中でジム・キャリー扮するアンディ・カウフマンによるエルビス・プレスリーの物まねがあるのだが、それが……顔や表情が似て、歌がそっくりで、踊りまで真似している。

対して、アンディ本人のエルビスの物まねはというと……歌をすべて歌っているわけでもないし、踊りも省略してあるし、なんというか……雰囲気が似ているというレベルだった。ジム・キャリーの方が数段どころか数倍上なのだった。

ジム・キャリー、うますぎ。っていうか、やりすぎ(汗) なんなんだ、その穿いて捨てるほどありあまる才能というのは(汗) ジム・キャリーによるアンディの物まね自体も、ジム・キャリーが演じていることを忘れてしまえるほど。

自分がジム・キャリーをはじめて映画で見たのは、「マスク」だった。これはいま見てもたいへんに面白く、手間がかかった大作だ。だが、不思議なことにその後ジム・キャリーはあまり作品に恵まれていないように感じる。

「トゥルーマンショー」はもう、完膚なきまでにダメ作品だったし、「ケーブルガイ」はCMの予告編だけで見る気を失った。「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」も同様だ。

事実、アカデミー賞などにはノミネートされたこともなく(Wikipediaより)、どーーも不当に評価が低いように感じている。マン・オン・ザ・ムーンを見て、さらにその思いは募った。

ジム・キャリーも45歳か……あれだけ才能があるのに不当に低く評価されているなら、嫌味のひとつも言ってみたくなるもんだろーーアカデミー賞で自分がコメディアンだからノミネートされない、と嫌味を言ったそうだが、そう言いたくもなるというもんだろー。

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