三洋電機が製造した大昔の扇風機で火災事故が起きたことをTVCFで知った。
「いったい、そんな昔のものを誰が使ってるんだろうねぇ」
奥方様とヘラヘラ笑いながら、
「そんな長い間使ってるなんてあり得な〜い」
などと言いつつ、そのことは忘れてしまっていた。
ところがである。意外にも、かなーーり身近なところにソレは存在したのである。ほかでもない、ウチから自転車で10分ほどの場所にある、奥方様の実家である。
ありえな〜い、とのたまっていた本人の実家にソレは存在したのである。本当にそんなことあるんだ、ありえなーーい(汗)。
だいたい、そんな危険なシロモノが、何度も訪れたことのある奥方様の実家に眠っていたとは!!!! たまたま奥方様の実家を訪れていた私は、やおらバッグからデジカメを取り出すと、撮影しだしたのであった。
三洋電機のホームページに掲載されている該当機種(下手人リストみたいだ、、、)の「お座敷扇」がコレであるもようだ。
昨今の軟弱な扇風機と異なり、かなり重厚な作りである。なおかつ、ていねいに使われているためかぜんぜん30年前に作られたような古さを感じさせない(汗)
ただ、調査してみると無茶な設計も見られる。この扇風機には分岐用のコンセントが本体につけられており、電源の分岐タップとして機能するのである。扇風機本体のコンセントにホットプレートをつないで使っていた、とかいう強烈な使い方を聞くに及んで、
「ここらへんに構造上の欠陥があったのでは?」
とも思ってしまうところであるが、真相はいまもって詳細に知るよしもない。
実家のお義母さんらは「別に長時間使っていないし、夜は回していない」というのだが、はたしてどうしたものか……せめて、
「新品に交換しますので、申し出てください」
ぐらいのストレートなお話をメーカーは出したほうがよいのではなかろうか? ただ、一方的に「捨てろ」「使うな」といっても効果は上がらないのではなかろうか、、、、