馬鹿豚屋ラーメン

奥方様が「遅くなるから」ということで、久しぶりに「放し飼いの日」になった。勝手に1人で好きな店に行って夕食を食べる日をこう呼んでいる。

奥方様と一緒だと文句言われそうなマニアックな店とか、一度も入ったことのない実験的な店、あるいは個人の趣味に走りまくった店(インドカレーとか)に行ける数少ないチャンスである。

そこで、中村橋から自転車を飛ばして、阿佐ヶ谷までのバス道の途中にあるラーメン屋のうちのどれかに行ってみることにした。中村橋と阿佐ヶ谷の間は、6分間隔でバスが走っており、並行して走る西武池袋線、西部新宿線、JR中央線を南北につなぐ貴重な地元住民の交通手段。JRを利用するときによくバスに乗るのだが、途中でいろいろラーメン屋が見え、気になっていたのだ。

で、自転車でのわがままな走りをエンジョイしつつ、阿佐ヶ谷に向かって南下する途中で数件のラーメン屋を発見。だが、どこも客の入りがイマイチであった。ちょうど昨日も「放し飼いの日」で練馬駅の近くの北海道ラーメンの店に行って少々失敗。そこは客の入りが少なかった。事前にグルメ系サイトで調べて行ったのだが、ほどほどの評価だったので油断していた。やはり、自分の目でコンディションを確認することが重要であろう。

ほとんど阿佐ヶ谷駅に到着しようかという頃になって、盛大に客が入っている面白そうなラーメン屋に遭遇した。

  「馬鹿豚屋?」

変わった名前のラーメン屋だ。メニューで注文するときに、アイテム名を口にしてよいのか微妙にためらわれる。仕方なく、「これください」。馬鹿豚屋ラーメンを注文した。あっ、一口餃子もつけてね!

とんこつラーメンの店らしいのだが、塩とんこつと醤油とんこつが選べる。このときは醤油とんこつを選んだ。

チャーシューに角煮、たまごに1枚まるまるはいった海苔などゴージャスなルックス。ネギもふんだんに入っている。油も現地のラーメンなみに浮いている。期待しつつお食事。

……細めんがひじょうに現地風、スープもまるで現地風……なんだけど、何かが足りない。よく分らないのだが、何か決定的に足りないものがあるような気がする。それが何だか分らないのだが。あと、角煮が甘すぎでハーモニーを壊している。チャーシューはとろけちゃっていてあまり自己主張していない。

塩味はそれほど強くない印象。もしかして、塩味をプラスしたらよかったのかも。ただ、自分にはボリュームがすごすぎて(最近小食なので)ひっじょーに腹にもたれる。

採点は難しいが、あと1回、塩とんこつを食べてピンとこなかったら再度訪れることはないだろう。評価の難しい店というのが正直な印象だ。ボリュウムを満たし、それほど破綻のない味ということで、無難な路線なのだろうか。油が多い割にはこってりではなく「あっさり」目だったのが期待外れといったところか。

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