他人をミジンコ並みに見下す目

ウチの奥方様に言わせると、自分はたま〜にものすごく冷たい目で他人を見下していることがあるそうだ。自覚症状はまったくないのだが、こんなケースであるそうな。

(1)奥方様がMacBook ProのACアダプタを忘れて出社した
(2)奥方様が私のiMacの電源ケーブルを誤って引っこ抜いて落としてしまった
(3)奥方様が日本語の助詞の使い方を間違えた(これをやられると人間扱いする気が起きない)

こんな時に、奥方様は私の「人をミジンコ並みに見下ろす目」とやらで見られて、ひどくうろたえ、じたばたしまくるのだ(圧力に対抗しているそうな)。

いや、コンピュータの(しかも、MacはUNIXマシンなのだが ーー;)電源ケーブルを突然抜かれたら、けっこー腹が立つと思うのだが、それでも罵倒せずに黙っているんだからいいじゃねえか、と思っていたのだ。ところが、無言でじーーっと見られていることにものすごく圧力を感じるそうである。うーーん、よくわからないぞ(ーー;;

その威力を思い知る時がきた。

秋葉原のヨドバシカメラに行ったときだ。ひどく混雑してレジ前に長蛇の列を作っている秋葉原のヨドバシカメラ(以下、「秋淀」と略……まだ長い、「アキド」と略そう)。アキドの店内は、それはもう品数豊富でひっじょーに盛況。外国人も多かったりで、店内は整然としているというよりは雑然とした印象を受ける。

レジの前に並んでいる人数がハンパではない。新宿ヨドバシでも、クリスマスとかボーナス商戦の時期にレジの前に長蛇の列ができてひどく待たされることがあるが、そのクラスの列が常時できているといった感じだろーか。

それで、並ぶのに疲れたのか、私の後ろに並んだオヤジがレジの店員に向かって「オイ、コラ!」と怒鳴りはじめた。

即座に後ろを振り向いて、「なんじゃコラ、前に並んでいる俺を無視してレジの店員を怒鳴りはじめんじゃねえぞコラ!」と、じーーっと「他人をミジンコ並みに見下す目」(奥方様、談)でしばらくの間じーーっと見つめてやった。

オヤジは急におとなしくなった。

だいたい、そんなところで虚勢を張る手合いなんてのは勇ましいわけでもなんでもない。ただの、しつけのなっていない子供と同じなのだ。

本当に怖いお兄さんというものは、そんなところで叫ばずに優しい声&終止笑顔でやんわりと脅してくるものなのである(汗)。

まーなんというか、話を戻すと……けっこー「他人をミジンコ並みに見下す目」というのはダメージがあるらしいことが分かった。ちょっと気をつけることにしよう(汗)

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