久しぶりにUS AppleのMLに投稿した。しかも、実に久しぶりの質問メールだ。Cocoa-Devに投げたら、ColorSync Devのほうがいいよ、とアドバイスを受け……ColorSync Devに投げたものの、流量が少ないこともあって(活性が低いこともあって)状況に変化は見られない。
ちょっとOS内部の情報にかかわる部分でもあったので、手に負えず質問してみたのだが……これは、どーしたものだろうかといったところだ(少々、泣きが入っている)。
で、さらにローレベルに降りてみると情報が転がっているのではないかと考え、Quartz-Dev MLを見回してみたのだが、この件に関してはとくに有用な情報は得られなかった。US AppleのほぼすべてのMLを購読しているので、ML串刺し検索などはお手の物である(Webサイト上でもできるんだけど、遅くて使い勝手がよくないので使わずにローカルでやる)。
……で、いま、全ML串刺し検索を行ったところ(普通のMail.appの使い方だ)Quartz Dev MLに詳しそうな人を見つけた。むぅぅぅ、そこまでローレベルに降りないといかんのか。
……と、かよーにリサーチを行いつつ、(例によって)脱線。
Quartz Dev MLのログを漁っていたら、HDRに関する投稿を見つけた。「AppleのHDR関連ライブラリはIntel Mac上ではバギーであることがわかった。バグレポートしておくぜ、コンチクショウ!」とある(原文:英語)。
AppleのHDRライブラリ????
AppleのHDRライブラリ?!!!
よくよく調べてみると、ジョージ・ルーカスのILMがOpenEXRというHDRIのフォーマットを策定、公開しており、そのライブラリはおろかソースコードも公開している。PhotoshopのプラグインもILMのページからダウンロード可能。これがHDR業界における標準になりつつあるのだという。
で、Mac OS X 10.4以降ではこのOpenEXRフォーマットをサポートしているとの話である。なんだなんだ?!
Tigerの新機能
OpenEXR画像フォーマット
OpenEXRファイルフォーマットで格納された画像を開くことができます
おいおいぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!(^ー^;;;
「HDRIの業界標準形式であるOpenEXR画像……」とでも書いておかないと分からないぞ(ーー;;;; っていうか、ものすごくさりげなく実装するのはやめてほしい。もっとちゃんと分かるように実装してほしいんだが(10.4の実装では限定的なサポートに終わっているので大々的に宣伝していない、と理解)。
うわ、OpenEXR形式のHDRIサンプルデータを取り寄せてみたら、プレビュー.appでフツーに開けるじゃないですか、アナタは〜(ーー;;;;;
HDR画像を扱う機能については、実にさりげなさすぎて気味が悪いぐらいに、とっくの昔にMac OS Xに実装されていた。ただ、QuickTimeにOpenEXR形式の画像をインポートすることはできないようだ。このあたりがLeopardでサポートされるのかされないのか、とってもとっても気になる今日このごろである。
実は、とっくの昔にQuickTime用のOpenEXR画像のインポーターが作られていたらしい。去年の2月の投稿。