高速富士山HDR

富士山ライブカメラをはじめ、多くのカメラから高速ムービーを作成している中で、いくつかのアイデアが浮かんできた。

この種類の高速ムービーは「動き」が大事である。動きが見えたほうが面白い。だが、フツーにのんべんだらりとライブカメラで撮っているだけでは、1つのイメージしか得られない。

そのままでは明るいところや暗いところの階調表現があまり得意でないということになってしまう。暗いところにも暗いところの動きがあり、明るいところにも明るいところの動きがあるはずなのだが。

それが、現状のライブカメラでは追い切れていないのではないか、もっと高速ムービーには可能性があるのではないかと考えた。

そうした階調表現の幅を広げる技術に、HDRがある。HDR画像を作るためには、1つのカメラで露光を変更しながら同じ写真を撮影し、撮影した複数枚の写真をソフトウェアで処理することになる。

1分間に1コマ分の写真を撮影するところを、数枚の写真を(露光を変更しながら)撮影し、HDR処理して1枚の写真に仕上げ、さらに1日に1000枚近く撮影して、高速ムービー化することで時間方向の圧縮を行う。高速富士山HDRシステムの処理内容はそのようなものになるはずだ。

理論上は、十分に可能。

だが、こうした試みを行うためにはいくつかの条件がそろっていなければならない。

(1)カメラ
コンピュータ側から露光設定を行って撮影できるカメラが必要だ。撮影自体ついては、そういう規格(PTP)があったはずだ。USBで接続して撮影リクエストを行える。ただ、露光のパラメータまで送信できるかどうかは定かではない。

もしも、カメラ側でHDR処理を行ってくれるものがあれば、それはそれで済んでしまう話だ。


(2)ソフトウェア
HDR処理を行うソフトウェアで、AppleScript対応のものが必要だ。


のページをGoogleで探して、


Mac OS X用のHDRソフトウェアHugin、PTGui、PTMacともにScriptableではない。PTMacにPTBatchという自動処理用ツールが用意されているが、これもScriptableではない。

Photoshop CS2以降にHDRの機能がついていたので、これを利用することになるのかもしれない。


(3)コンピュータ
HDRの処理を行うのにどの程度かかるかは解像度次第だろうが、なるべく元の画像で処理したほうがよいだろう。結果として、処理時間はそれなりにかかる。デジカメで撮影しながら画像の破損チェックを行って、HDR処理を行うとなれば、複数のCPUが搭載されているものがよいだろう。


(4)場所
デスクトップマシン、デジカメの三脚、電源などを設置してまる1日撮影および計算を行える場所が必要になる。必然的に屋内ということになるだろう。さらに、窓の外に撮影をおこなうべき美観を持った景色があることが必要になる。

とりあえずは、カメラかな……(汗)

Copyright By Piyomaru Software. All Rights Reserved