Felicaリーダーを買ってきた。が…………

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秋葉原のヨドバシカメラでSONYのRC-S320を買ってきた。これはつまり、SuicaなどのFelicaカードの情報を読み取る(はずの)周辺機器である。

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この周辺機器自体は随分昔からあったものだが、最近Mac OS X用の読み取りソフトが出てきたので興味が出てきた。ソフト自体はLinuxからの移植のようだが、まあ動けばいいだろう。


ところが……このLinuxから移植されたソフト(lpdump)というのが、例によってお約束でコマンドラインから使うようになっているもので、さらに外部のプログラム(libusb)に依存しているため…………Felica読み込みプログラムを単体で配布することができない。

このlpdumpを例にとれば、依存しているプログラムは少ないのでMac OS Xのインストーラーパッケージでも作って所定のディレクトリに放り込んでおけばよさそうだが、相互に何段階も依存しているような場合には、もう手に負えなくなってしまう。

たまに、「ポータブル○○」とかいった不思議なUNIX系のアプリケーションが配布されていて、その存在意義についてまったく理解できなかったのだが……USBメモリから実行できるとかいうのは、つまり依存するライブラリやらプログラムも一緒にして配布・実行可能にしたもの、と理解すべきものだろう。

アプリケーションがどこにあろうと実行できるとか、単体で配布可能だとかいうのはMac OS Xでふつーに可能なことなので、「なんでそれがすごいことなのか」というのがさっぱりピンとこなかったのだ。

なので、REALbasic製のFelicaリーダーソフト(Mac OS X用)が登場したのを知り、たいへん興味が湧いた。この、lpdumpをどーにかして単体で配布可能な状態にしてアプリケーションパッケージ内に取り込んでいるのではないか、と考えたためだ。


…………で、その様子を知るためにFelicaリーダーを買ってきたわけだが、実際のところこのREALbasic製のプログラムは、別途lpdumpおよびlibusbをコンパイルしてインストールしておかなくてはならないものだった。CLIアプリケーションを呼び出すGUIラッパーアプリケーションという程度のものだったのだ。

バージョンアップしてみたら起動すらしなかったりで(汗) なんかものすごく残念というかなんというか…………

コマンドラインでlpdumpを実行する分にはちゃんと値を取得できているのだが、このSaPoRiを実行しても「カードのIDが取得できない」とかなんとかいってまともに結果を得られなかった(ーー;;;

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世の中に割とFelica系のカードが出回ってきたので、このあたりをサポートするソフトウェアというのは市場がありそうな気がする……………独自の情報を書き込めたりするといいんだが………………。


後日談:
初期設定ファイルを一度捨てたら動くようになりました>SaPoRi

バージョンアップして初期設定ファイル(plistファイル)の項目を変えたり増やしたりすると、古い初期設定ファイルが仇になって正常に動かなくなったりすることがある。実際、AppleScript Studioでそーゆー初期設定を使用するアプリケーションを作成したりもしているが、このあたりをちゃんとケアしておかないといけない。

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