DREAMGIRLS

映画、「DREAMGIRLS」を奥方様と一緒に観てきた。ダイアナ・ロス&シュープリームスの実話をベースにした創作、ということになっているが、かなり音楽業界での実話をベースにした「さもありなん」といった挿話が多数。

自分1人だったら見ないタイプの映画であるが、奥方様が「ぜってーーーみてー」と言うので、逆らわないことにしたのだ。だいたい、映画を見る前に私の主張により豊島園の「庭の湯」で昼間っからさんざん長湯をエンジョイしていたので、今度は奥方様の意見を尊重しなくてはならないところだ。豊島園から歩いて1分、自宅からでも自転車で10分程度の距離にあるユナイテッドシネマとしまえんがわれわれ夫婦のホームグラウンドだ。

夫婦間のパワーバランス是正というきわめて政治的性格の強い決定ではあったが、結論からいえばいい映画だった。途中からミュージカルのような進行になったが、もーーみんなめちゃくちゃ歌うまいやんけ! エディーマーフィーも歌うまいし。なんか歌のパワーで押し切られた感じである。ニホンで同様の映画を作っても、感動のカケラもないことだろー。なんというか、「本物」だけが持つパワーを感じられたというのだろうか、とにかくそんな感じだったのだ。

ビヨンセ・ノウルズといえば、映画「オースティンパワーズ・ゴールドメンバー」に出てきたことしか知らなかったのだが、その時も「演技めちゃくちゃ下手だけど歌のうまいねーちゃん」程度だったのが、そうした素人臭さが抜けていたように見えた。

気になったのは、プロデューサー(レコード会社社長)の役のジェイミー・フォックス。映画「コラテラル」でタクシー運転手を演じた彼の印象が強いのかもしれないが、もうちょっと野心家とかアクの強い人物像を演じてほしかったところだ。なんか中途半端な「いい人」っぽさが気になった。彼の目は野心家っぽいので黙ってそこにいるだけで野心家らしさが感じられるのだが、演技するととたんに空気が抜けてへなへなになってしまうのだ。

ただ、ビジネスを大きくして音楽という商品を売って行く上で「ソウルのない」ものを現場に作ることを強いたために現場の才能のある作曲家やアーティストがどんどん離れていったりで、そこらへんにはものすごくリアリティが感じられた。

帰りにサウンドトラックCDを買って、iTunesに取り込んでiPodに転送。しばらく、こればっかり聴いていることだろう。

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