AppleScript、露骨な得意不得意

仕事で膨大なFLV(FlashのVideo)を逐次、携帯電話のムービー形式である3GPPに変換するAppleScriptを組む必要が出てきた。そこで、シミュレーション用のサンプルとしてWebサーバー上からありったけのFLVを集めることにした。

指定のサーバー上にある連番のFLVファイルをダウンロードするのに、コマンドラインからcurlで番号範囲指定を行っただけでは、エラー時に返ってくるHTML(おそらく、「そんなファイルはねーよ」というメッセージ)がそのまま標準出力に返ってきて面倒だったので、その場で10行ほどAppleScriptを組んで、エラーを無視しつつ自動でダウンロードするようにした。

この手の作業はお手の物である。実に雑作もない。

128Gバイトほど空き容量のあるHDDにありったけのFLVファイルをダウンロードするようPowerMac G5に指示を行って帰宅。

翌日……出社すると、128Gバイト全容量をFLVで埋め尽くしてプログラムがストールしていた。組み捨てのプログラムだったので、これで十分だ。とっととプロセスをkillして終わらせておいた。

一晩で2万ファイルあまりをダウンロードしていたことになる。なかなかURL Access Scripting(Mac OS X標準装備の、AppleScriptからコントロールする専用のアップロード/ダウンロード用補助アプリケーション)もやるようになったではないか。Classic Mac OSの頃とはまったくシステムの強靭さが違う。

同じ日に、協力会社に出かけて開発中のプログラムについて、チェックや今後の方針について打ち合わせをしていた。データ量の話になって、数字がでかすぎてイメージが湧かなかったので、自分で作っておいたAppleScriptのプログラムを起動して、計算させてみた。

桁がでかすぎて指数表示になった(ーー;;;

うーーーん、数値計算ではあんまりほめられたものではないな>AppleScript

# 今度、bcを使うことで指数表示を行わないバージョンを作っておくしかない(ーー;;

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