金曜日にテレビでAlways 三丁目の夕日を奥方様と一緒に見て、ティッシュペーパーを箱で抱えつつボロボロ泣いて「続編も見に行こうね」と言っていたのだが、奥方様が寝込んでしまって行けずじまいに。
日曜日の夜のどん詰まりになって「やっぱり見てこよう!」ということになり、NHKの大河ドラマ「風林火山」を見てすぐに行こう……としたものの、父親からの電話があって大河ドラマは見れないわ、時間は遅くなりそうだわ……。
終わってからあわてて出かけ……近所にあるユナイテッドシネマ としまえんに自転車でダッシュ。余裕で21:15の上映に余裕で間に合った。町内に映画館があるっていうのは実にいいもんだ。いままでこんな環境に住んだことはない。
内容は、前作の「続編」ということで……いろいろストーリー上の未解決の事件が解決するというプロセスでしかないのだが、いろいろと楽しめた。前作ではボロボロ泣いていたが、今回の作品では爽やかな感覚。すっきりしたという感じだろうか。
前作は、ストーリーの中に観るものを引き込んだまま帰さないような感じであったが、今回はその世界から観るものを現実世界に帰すためのストーリーだったともいえる。やろうと思えば、お涙頂戴の仕掛けはいろいろとできたんだろうけれど、あえてそれをしなかったんじゃないかとも読める。
劇中の登場人物がその後どうなったかについては、それぞれの観客が自分の体験をもとに自分自身に重ねて投影すべきものであって、作品の世界と現実世界をブリッジするような続編にしたのだと理解した。たしかに、前作を観たら続編を見ずにいはいられないだろう。だけど、「3回目はないよ」と言っているように受け止められた。