詳しくは語れないが、ようやく21世紀がやってきた模様

いままで、心のどこかで「実はまだ20世紀なんじゃないか?」と疑っていた気がする。場合によっては、「江戸時代って終わってなかったっけ?」と疑っていた時もあった。

iPodが「21世紀のウォークマン」だとか言われてもピンとこなかったし、「われわれがスペースシャトルで月旅行できるのは1980年代のことだ」と子供の頃に町内会で行った「宇宙博」のパンフレットで見たような気がするんだが、アレは一体どうなったんだろう? 

インターネットは普及したけれど、まだ1990年代的な価値観の延長線上でもがいていて、なんかまだそこの段階から全然脱していない気がしている。明確に21世紀を実感させるのは、八百屋に行って「21世紀梨」を見かけなくなったことぐらいだろうか。実に、ストロングスタイルの未来を期待していたのに、この軟弱っぷりはなんなんだろう。そう、嘆き悲しんでいたものであった。

ところが、である。

今日、一般人が見たらまったくもって正体不明の円筒形のブツに「21世紀」をビシバシと感じてしまったのだ。もう、20世紀の延長的2007年とか2000年の次の年的な2001年といったような、妥協に妥協を重ねた「21世紀」ではない。正真正銘の21世紀がやってきてしまったことを直感した。

20世紀との非連続面としての21世紀が、それこそ三波春夫の「こんにちは〜」という歌にのって登場してきた。そんなすがすがしい気分である。CoreDuoの次はCore2Duoとかいったような、せせこましい未来ではなく、久しぶりのストロングスタイルの未来だ。

人類の叡智とこだわりって素晴らしい! そう、心の底から感じられた。なんでも、そのブツの登場まであと1年は待たないといけないらしいのだが、そのぐらいノープロブレムである。

その製品を手にした瞬間、私は21世紀の到来を実感することであろう。そして、親兄弟に自慢しまくって、全国各地でその威力を行使するようになるだろう。

それを手にとって、微笑んでいる自分の姿が目に浮かぶようだ。

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