再開発が行われてから、数回秋葉原に足を運び、その変貌ぶりに驚かされる。「女子供の来る場所ではない」というハードな印象から、とってもソフトな印象に変わったように見える。
子供の頃(小学校2年生ぐらいか)、青梅から2時間かけて秋葉原のパーツ屋に真空管を買いに行かされた時には、たいへん心細かったことを覚えている。
狭くて人が多くてごちゃごちゃしている、という、わけのわからない混沌の空間だったものだが、今は駅前も広々としていて、昔のような有形無形のプレッシャーを受けることもないだろう。
昔、秋葉原には食事をする場所や休憩をする場所がなかなかなくて、Mr.ドーナッツの店舗ができた際にはつねに満員御礼という状態だった(今もそうか?)。
いま、秋葉原になくて不思議に思うもの、それは……
映画館だ
それも、最新のものから古いものまで、アニメの映画ばかりを上映する日本初の映画館なのだ。さらに、上映スケジュールがない時には、スクリーンを生かして製品発表会を行えたり、各種家庭用ゲーム機のゲームを大スクリーンで有料プレイできたりする。
なんてものがあったら、小さなお友達から大きなお友達まで、家族連れで楽しめたりするのではなかろーかと思うのだが、どんなもんだろうか。
まあ、そんなもん見るんだったら自宅の大画面テレビでVODで見るよ、という話になるかもしれないが、クローズでありながらオープンといったコンセプトの施設というのもあってもいいんじゃないか、などと思ったりする。各国語に同時翻訳で見られたりすると、外国人旅行客が楽しめたりしてよいのではなかろうか。ぽんぽこ。