PowerBook G4をシリアル接続端末に

RS-232Cというか、EID-232Dというか、レガシーなシリアル機器が日常生活から消えて久しい。大学時代はこの私でさえハンダコテ片手にRS-232Cのクロスケーブルを自作していたりしたものだが、さすがに社会人になってからはやらなくなった。

その当時の通信速度といえば38400bps程度……といっても、シリアルとしてはめちゃくちゃ速い方だった。使っていたのは通信が得意なPC-1600Kというポケットコンピュータだ。

PC-9801を併用するようになり……Macintosh IIsiがメインマシンになった頃には、IIsiのシリアルと接続してハードコピーをPostScript出力してGhostScriptでPICTに変換してみたり、プログラムリストを転送してMac上のPageMakerで印刷してみたりと、割とシリアル接続は活躍した。

職場にPC-1600Kを持ち込んでSPARCstation IPXにつなぎ、SPARCstationの端末にしてみたりもした。

……それはともかくとして、その後はほとんどレガシーなシリアル通信を行うことはなくなった。必要がなかったからだ。

……………で、ほんとーーーに久しぶりにレガシーなシリアル接続が必要になった。職場のSPARCstationをメンテする必要が出てきて、Ethernetでつなげない場合のバックアッププランとして、PowerBook G4をシリアル接続する手段を用意しておきたかったからだ。

調べてみると、jermというシリアル接続のアプリケーションがあることが分かった。ふつーーにmakeして簡単にインストール。

http://www.irori.org/doc/usb-console.html
http://www.bsddiary.net/jerm/

一応、USB-シリアルの変換器は持っているので、これでなんとかなるだろう。たぶん。

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