Phill's RubyOSA、着々とバージョンアップ中

【前回までのあらすじ】

Mac OS X上でシステムレベルのマクロ言語はOpen Scripting Architectureによって、適宜足したり切り替えたりできるようになっている。デフォルトでAppleScriptのコンポーネントが入っているが、ユーザーが追加することも可能だ。

そこに、MLご近所さんなカナダ在住のPhill Akerが、Mac OS X 10.3/4用のOSAコンポーネントを大量にリリースする作業を進めている。

目玉はRubyOSA。Mac OS X 10.5でもApple純正のRubyOSAが提供されると言われているが、PhillのRubyOSAは10.3/10.4をサポートしており、3つあるRubyOSAのプロジェクトのうち、一番身近で進行しつつあるものだ(当社比)。

未公開のRubyOSA1.08について、適宜問題を解決したビルドが送られてきているが、Mac OS X 10.4系のUTF-16エンコーディングAPIのバグ(OSA系のAPIでのバグ)によって、作業は難航している。

昨日、ようやくMail.appのルールとしてRubyスクリプトを指定した際のMail.appのクラッシュ問題を解決したバージョンが送られてきた。

【今回のお話】

ただ、試して「動いたぞ〜」と報告しただけである。すると、すぐに「リリース時にはSQLiteとのインタフェース機能をつけたいが、情報はないか?」とPhillからの返信。

Ruby系のMLにもあらかた参加しているので(ログの整理はMacBookが勝手にAppleScriptによって自動処理している)、SQLiteに関して情報をみつけ、割とありふれたタームであることを確認。Phillに「これか?」と、Rubyforge上の該当URLを送り返したら感謝された。

別に、Googleで探してもすぐに見つかると思うのだが……(汗) Rubyのことは日本語を読み書きできる人間に聞いたほうが早いと判断したのだろーか?

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