ビジュアル・ランニング・デバッグ

長い長い開発作業も終わりが見えてきた今日このごろ。Illustrator CS/CS2用のAppleScriptに手を加えていたところ、どうも途中の動作におかしな箇所が見つかった。

問題は、この異常にあまり再現性がないことだ。また、すでにAppleScript StudioのプロジェクトにAppleScriptのコードを突っ込んでしまった状態なので、あまりデバッグ機能による支援を期待できなかった。Xcode 2.4.1上でもTrace機能とか変数のモニタリング機能は(AppleScript Studio上では)まともに動いていないので、あれやこれやと別の方法を考える必要がある。

# Xcode 3.0でもこの調子だったら、大問題だ(ーー;;

そこで、コードの途中に画面のスクリーンショットを撮影する機能を付け加え、画像によって動作の違いを検出しようと試みた。

  do shell script "screencapture ~/Desktop/100.jpg"

のような感じだ。それぞれの箇所のファイル名は重複しないように変えておいた。

このスクリーンキャプチャと、該当箇所まわりのプログラムコードをKeynote上に配置して資料を作成。さらに、初回実行時と再起動後の実行時とで画像の内容を(視覚的に、っつーか目で見て)確認してみた。

    効果はてきめんだ!

該当箇所の処理は、再起動後の最初の1回目だけしくじることが判明。毎度毎度、やってくれるものである。そんなにオリジナリティにあふれたバグの数々を毎日毎日披露してくれなくてもよいと思うのだが……。

風の噂で聞くところによれば、Photoshop CS3のBeta配布が始まったとか。海外のWebでスクリーンキャプチャを見たが、WindowsアプリよろしくMDIというのか、グレーの背景つきの単一ウィンドウに画像が表示されているよーーなのだが…………そんな状態にされたら思いっきり使いたくなくなると思うぞ…………カスタマイズできるんでしょうね、これは???(汗)

Photoshop CS3にしたところで、Script系の機能についてまっとうに動くなどとはまったく期待してはいないが、もう少しちゃんと検証してから製品として世に出していただきたいものである。やれやれである。

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