スキャンその後に。

富士通(PFU)のScanSnapを購入。奥方様は資料をスキャンして荷物の軽量化を……実現できたわけでもなく、まだ料理の本を持ちあるいていて、その分の軽量化は済んでいない段階である。
料理本も裁断してスキャンすることを勧めているのだが、字が細かすぎて躊躇(ちゅうちょ)しているようである。やれやれ。

ScanSnapの購入に際しては、私も半額出したものだが……自分にはそもそもScanSnapの必要はない。資料はPDFだったりメールだったりするケースが多く、たいていはMacBookがあれば用が足りる。

ただ……このScanSnapというマシンが、大きな可能性を秘めていることはひしひしと感じる。そして、Mac OS X用のソフト、サイトからスキャン用のものがダウンロードできるものの、他にはまったく添付されていないため、とっても「未完成品」「発展途上品」のテイストがするのであった。

そこで……自分でその「すき間」を埋めるソフトを作れるのではないかと考えた。ScanSnapマネージャー(スキャンしてPDFにして所定のフォルダに保存するソフト)では、その後工程になにがしかのアプリケーションを指定できるものの……一度指定してしまうと、環境設定で変更を行わないかぎりそのままである。

そこで、最前面にどのようなアプリケーションがいるかによって、勝手に動作を変更して動くようなツールを作れると有用なのではないかと考えた。

名前もズバリ、「スキャンその後に。」

Finderが最前面にいる場合には、ただ指定したフォルダにPDFを保存するだけである(つまり、何もしない)。だが、USBメモリをマウントしている場合には、そこにもコピーを行う。iPodがマウントされている場合にも、iPod内の指定フォルダに転送する。

DEVONthinkが手前にいたら、DEVONthinkのDBにPDFを登録。Mail.appが手前にいたら、PDFを圧縮して……容量を考慮しつつ添付したりしなかったりする。

FileMaker Proが手前にいたら、表示中のデータベースにオブジェクトフィールドが存在するかを確認して、あればPDFをインポートする(できるのか?)。

……かような処理を行うのだ。たぶん、各ソフトの処理部分はAutomatorのActionで行えばよいだろう。

と、それをKeynoteで1枚ものの図にして同僚に見せてみた。

「うーーーーーん、そこまでする必要のある人がいないんじゃないの????」

うっ!!!! だいたい、ScanSnapを使っているMacユーザーがどの程度存在するかまったく不明である。

そんなわけで、自分用に作ってオクラ入りする可能性がものすごく高い。奥方様をモルモットにして検討してみるといったところであろうか。

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